総合
(ろぐ193)


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ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切っていた(過去形)掲示板ですわ。
大体何でも好きに書き込んで下さって構いませんわ。わたくしが気に入らない書き込みはプチ消しますけれどもね。ぷん。


【名  前】MEGURU
【タイトル】生者の生者による生者のための・・・
  10/14 00:07
Mail:
URL:
【メッセージ】
”正しい結論は、正しい情報を、正しい分析によって解析した時のみに、得られる”

一握の灰氏の”死”についての論を興味深く読む。
やや残念だ。「死は祭りだ」という言葉は面白い。しかし、着想に至る材料、論を方向づける分析、結論までの過程が書かれていない。
全てを書くと、本が一冊できる容量になりそうだ。細切れ的でもいいから、過程を示すことを希望する。「死は祭りだ」だけでは、「なんとなく言ってみました」の域をでない。
「祭り」という言葉をどういう定義で使っているかも気になる。「祭礼」、「儀礼」、「儀式」などを使うときは、広範囲な知識が必要になる。

>せめていまわの際だけでも幸福になりたいと願い、またその家族は逝く者に幸福を授けたいと願う、それこそが人間らしい死ではないか。

上記の説には異論がある。
少なくとも「幸せになりたい」のが「いまわの際」というのは仮定が無意味だ。一握の灰氏自身が述べているように、「死は(いつ来るか分からない)身近なもの」なのだから、「いまわの際」など設定しても意味はない。
交通事故に会うかもしれない、飛行機が落ちるかもしれない、地震でがれきの下敷きになるかもしれない、小型の隕石が頭を直撃して死ぬかもしれない、・・・。

自分の意にそぐわぬ死を迎える人間は多い。範囲を世界中に広げればその傾向は更に顕著になる。
氏が規定する「人間らしい死」を迎えられるのは極めて少数派だ。「だから、”人間らしい死”を迎えられる人がもっと増えるように社会を改革すべきだ」とでも言うのだろうか?

社会制度は、その時の社会生産力、技術力、構成員の精神性、気候風土、過去の歴史、など様々な用件に応じて、その時代意に最も適したものが選択される。
例えば、社会的権利における男女平等が、文明社会形成後何千年にも渡って確固たる地位を築けなかったのには理由がある。
古代ギシシャの時代から、参政権などの社会的権利は軍役を負う能力と不可分の関係にあった。サラミスの海戦が民主主義の歴史上注目されるのは、武具を揃えることができなかった無産市民が、船のこぎ手として軍役を果たすことにより、より広範囲な参加による民主主義が生成されたからである。

女性に軍役を課すことは、当時は効率的ではなかった。戦いに出せば戦死者が出る。極端な話、男が百人中九十九人死んでも、残った一人が百人の女と性交渉を行えば人口は増大する。
人口は社会の基本的な能力だ。女性を戦争に参加させ、失うことが認められるほど社会生産能力は高くない。よって、女性に参政権(=軍役)が認められるのは、医療や技術が発達した二十世紀近くまで待たなければならなかった。

関係のない話をしたようだが、要するに社会制度は当時の構成員(少なくとも過半数の)暗黙の了解野本に作られるということだ。
”男性中心主義の社会”は、程度の差こそあれ、女性を含む多くの人間によって了承された故に存在した。
一部の先進国では、医療技術の発達・社会資本の整備などにより「人間らしい死」を迎えられる人間が増えた。ならば、そういう社会が到来するだろうか?
俺の答えは否だ。社会制度の根本が死に向かう人間のために作られることはない。

氏の「人間らしい死」は、「幸せ老後計画」のうたい文句のように見える。
理想は、のどかな小春日和、畳の上で庭を眺めながら、家族に見守られて永遠の眠りにつく。美しいと言えないこともない。
個人的な感覚判断だが、病人・老人は醜い。

メンタルはフィジカルに依存する傾向があるということは何度か書いた。例えば老人になって歯が弱れば、噛んで食べられなくなる。噛む行為がなければ内臓は弱体化する。内臓系の失調は精神の失調に直結する。、あた肌も衰える。
足腰が弱ればトイレにいけなくなる。排泄物の処理が自分一人ではできなくなる。介護は重労働であり、きれい事ではすまされない。
病人・介護者・被介護者のカウンセリングをした経験から言う。

「死」も美しいことではない。
元々、「死」には「けがれ」という概念がつきまとってきた。それは死体から発散される匂い、または腐乱した死体から病原菌が発生することの経験的学習などから来ているのであろう。
死を積極的な言葉で語ることがされなかったのは、当然のことだ。生き物は危機回避能力がある。本能的に死を回避し、遠ざける。
生者に死はつきものだ。”その時”が来れば必ず死ぬ。死に積極的意義を見いださないのは、生物の本能からすれば当たり前だ。消極的に語る必要もないが、積極的になる必要も、またない。

更に言うなら、「死」には誰も触れることができない。実際に触れた者は死ぬ。死者は言葉を紡げない。
「死について考えることの考察」、「死を生者がどうとらえるか?」、「社会的に死をどう判断するか?」ということは「死」自体とは関係がない。
生者は「死」の周辺をぐるぐる回ることぐらいしかできない。「死は生の一部だ」というのは生きている者だからこそ、そう感じるのだ。永遠に意見を聞くことはないが、死者には死者の言い分があるだろう。

死・未経験者から断片的情報を集めても、それは正しい情報とは言えない。当然、正しい分析もできないし、結果も得られない。
医学的な死に関する議論を除き、死について論理的に語ることは無意味だ。
「死についてどう考えるか」ということは、その人間・社会の精神性を分析することに他ならない。結局、生者の生者による生者のための考察にすぎない。
 
 
 


【名  前】フランソワ
【タイトル】ラブマシーンが頭の中でエンドレス
  10/14 00:04
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
当HP(注・404ですわよ)の投稿についてぇ。

投稿規程:
1・エヴァ、もしくはスタトレ、もしくは私(=御兄様)が見たその他の何かに関する物。 
2・個人等への理不尽な誹謗中傷を含まない物。

(建前としては)以上ですわ。これ以外に暗黙の了解として、
・明らかに違法な物、違法と疑われやすい物(MP3)はパス。
・18禁CGはやっぱりパス。(文は良いっしょ。だそうですわ)
・雰囲気ブチ壊しの無意味な後書きが付きます。これを拒否することは出来ません。

とのことですわ。
 

=けびん様
>自作はフラン研さんにとっては、大家さんとはまったく正反対の意味で、読んでて辛い作品だと思うので…。

御兄様を勘違いしていらっしゃいますわ。(^^; 御兄様は普段ここで行われている御議論等に、「よくわからないけど、なんだかむづかしいことおかたりあっているなー」と感心していらっしゃるようなインテリジェンスチャレンジドな方ですのよ。

え、じゃあ「二人の補完」の感想はどうだったか? え゛、ええっと…ガタメキラ!
(ホントは、フタホカが始まった頃はもう既にエヴァ小説を全く読まなくなっていたので未だに御兄様は読んだ事がない、等とバラしたら御兄様に刺されるのですわ…)


【名  前】Thrk
【タイトル】無
  10/13 12:45
Mail: thrk@mte.biglobe.ne.jp
URL: http://www2s.biglobe.ne.jp/~Thrk/
【メッセージ】
けびん さん、うらかみ さん、こんにちは。

うらかみ さんの書き込みは、結構面白くて、けびん さんのレスを楽しみにしていました。

うらかみ さんの書いているのは、一般的に言うと、芸事はまず型から入る、ということ
だったりします。まず型から入り、自分の癖を削ぎ落として、型の中で自在に振る舞える
ようになったときに、内からにじみ出るものが個性である、という事だと思います。

翻って、けびん さんが「二人の補完」を書いた意図は、「ある神話」を読んで受けたト
ラウマからの開放ですけど、この論述をしているということから分かるように、その意図
は達成されていません。それは、なぜなのか、というのが、けびん さんの最初に考える
べきことで、技術論ではない、というのが、Thrkの見解です。

そして、その線で考えると、けびん さんは、「二人の補完」を誰のために書いたのか、
を考える必要があります。けびん さんの意図からすると、“けびん さん”のために
書いたはずなんですけど、意図が達成されていないところを見ると、それができていな
いように見えます。その理由は、例えば、思わず、しのぱ さんのために書いてしまった
とか、“けびん さん”という人をよく分かっていなかったとか、よく考えずに沸き上が
るものをそのまま書いてしまったとか、色々あると思います。

けびん さんは、その辺りを、まず、よく観察、把握する必要があると思います。そうし
て、対象読者が決まれば、例えば、政治的な描写は不得意だけれども、どうしても必要だ
から、調査するとか、文章技術が足りないから、読んだり調べたり練習したりしなくては
いけないとか、トラウマを癒す文章というのは、どういうものなのかとか、色々対策を立
てられるわけです。そういう順序を踏むほうがいいかな、というのがThrkの意図で、そう
いう対応をしてきました。

ただ、いきなり型から入って、自分の癖を削ぎ落とすという形で、トラウマを削ぎ落とす
という手はなきにしもあらずなので(文章を書くことでは相当難しいとは思いますけど)、
うらかみ さんの書き込みへの、けびん さんのレスに注目していました。まあ、そんな感
じです。

ちなみに、「無」というのは、ご存知だと思いますけど、茶席の掛け軸にも、よく使われ
る禅語です。


【名  前】枯 けんけんZ
【タイトル】笛も吹かずば踊れまい(意味不明)
  10/13 00:05
Mail: ken-kenz@kk.iij4u.or.jp
URL:
【メッセージ】

ども、総合謹慎中のけんけんZです(^^;
あ、それを言ったら仔猫も自粛中か(爆)
どっちにしろ多分一撃です。すいませんm(_ _)m

一握の灰さん>

お久しぶりです。
ええと、おいらはあの手の方には甘甘の大甘ちゃんなので(爆)、『総合』の諸先輩方に
お任せ致します(笑)

って言うか、仔猫で幾らあの手の「辛口批評待望論」を展開した所で、感情的な反発食
らうだけで本人にとっては大して考えるヒントにならんじゃないかと思ったんですね。
同じ事でもせめて『総合』でやってくれれば、多少は違った突っ込まれようが有って面
白いのに、と惜しく感じた次第でして。
もちろん辛口で的確な批評をしてくれる読者が育ってくれたら、これは有りがたいなあ
と思う気持ちも有った上での話しですよ<ホントですってば(笑)

でも何だか凹んで帰ってしまわれたようで(-_-;)
ちょっともったいない感じ。
帰って来た時は総合に顔出してくれると良いですね。


【名  前】けびん
【タイトル】続・レス
  10/12 23:33
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】

☆ BLEADさんへ

こんばんは。

さくら。
ちょっと、パラパラっと立ち読んでみた感じだと、確かに李小狼君は、
自分の好きそうなタイプです。(笑)
仔猫でもカキコしたことがあるのですが、自分は、
ルックスが希少価値を主張しない程度にハンサムで、主人公のライバル
になれなくて第三勢力として必死に足掻いているような男の子キャラに
感情移入しやすいみたいです。(苦笑)
(さらっと立ち読んだだけなので、李小狼君が本当にそうかは不明だけど。)
だから、EVAザクラに彼の登場予定が無い…と知って残念がってます。(笑)

二人の補完
> 嫌いなモノを並べていくと…
>・レイが人外なのは当然として(笑)精神構造からして完全に逸脱した「だけ」の存在
>・アスカとシンジがいちゃつく「だけ」の代物
>・スーパーシンジ、っていうかもててるシンジ
> 最低三箇条挙げるとこんなもんでしょう。

ガーン。
二番目の条件以外は全部満たしているような。(汗)
三番は完璧に満たしてるし、一番もレイちゃんはいきなり死亡キャラ扱いだし。(大汗)

>努力すればプロにはなれると思いますが「神童」では無いと思うんですよ。

この意見は自分も同感です。
そんなわけで、作中内では、努力して自己のプロパティを広げていったシンジを
描いたつもりだったのですが、いつぞやこの掲示板でも「努力と倫理性は関係ない」
みたいな話しが出たように、努力して自分を磨いたシンジより、努力せずに、
その場限りの一時的な瞬発力で活躍させたケンスケの方が、人間としてシンジより
良く見える…という意見もあったりするので、大いに悩んでいたりします。(苦笑)

>けびんさん自身を嫌いでない理由に「足掻いている」ってのがあります。
>必死で考えて努力している、そんな風に俺からみて見えるんですよ。

大変恐縮です。

>その辺もあって「読んでみようか」と思わせる訳です。
>まぁ、どんな感想が出るかは戦々恐々としていて下さって結構ですよ(笑)

楽しみにお待ちしています。
自作を最後まで読んだ上での感想・批評は大歓迎しているので、BLEADさんが
自作から正直に有りの侭に感じたことを伝えてもらえれば嬉しいです。

>>(めぞんでやるかどうかについてはやや迷っていますが)
>ならば、ここに載せて貰っては?
>なにせ「めぞんを追い出された作品の行き着くところ」らしいですから…違います?(笑)

う〜む。
自作はフラン研さんにとっては、大家さんとはまったく正反対の意味で、読んでて
辛い作品だと思うので…。
(総合に掲載されていた砂漠谷さんや齊藤さんやうらかみさんの自作の感想を見れば
分かると思いますが)
 
 

☆ せつこさんへ

こんばんは。

>今見ると、私の言葉(ですから、一人称の話を書きましょう)も、怪しげな宗教の
>勧誘みたいでした。

いえ、一人称は確かに自分でも考えていたことなので…。
(心理描写を削らずに、世界を広げるにはそれしかないかなと。)

>答えはどちらも没。自分が百点の評価を与えられない(感動できない)のなら書く意味が
>ないし、読む側が百点の評価をつけてくれそうにない(感動してもらえそうにない)の
>なら読ませる意味もないです。

御意見どうもです。
確かに、前者の条件は自分にとっても必須です。
ですが、後者の条件はかなり難しそうです。
自分と似た嗜好の読者に限定して…という話しなら、頑張れば出来るかもしれないですが、
自分と異なった嗜好(作風・文章)の所有者も含めて…となると。(汗)
何しろ、文章(表現)力を別にすれば、自作にまったく魅力を感じられないタイプの読者
が自作の短所だと指摘した点は、一部を除いて、自作を良い…と魅力を感じてくれた読者
にとっては長所(魅力)だと感じてくれている場合がほとんどなんですよね。
つまり、それを直したら“誰にとっても辺り障りの無い作品”になってしまうわけでして…。
んっ?確か以前も似たようなことをカキコした記憶があったような…。(失敗)

>で、ここは一つ前向きに、けびんさんが今のように、文中で多くの心理描写を書いても、
>「とっつきにくい」と言っている私のような人間をも面白く読ませてしまうような工夫、
>努力、精進、なんと言ったらいいのか分かりませんが、とにかく「何か」を補う必要が
>あるのではないでしょうか。

そうですね。
再起動するまでには、まだまだ時間が掛かりそうなので(下手したら一年ぐらい(汗))
色々、研究してみることにします。
 
 

☆ くわたろさんへ

こんばんは、くわたろさん。
自分のレスに付き合っていただき感謝です。

>>同一の表現
>というのが繰り返されることで生まれる効果もあると思いますですよ。意図せずに
>重なっちゃうのはよくないでしょうけど、強調したいキーワードなら短い間に意識して
>繰り返すのもアリかと。

意図せずに重なる場合は本当に、完全な推敲不足です。
で、
>強調したいキーワードなら短い間に意識して繰り返す
という方針で一番使ったのは、実は外伝1のシンジの描写でして、
あの中では、くどいほど“罪と罰”というフレーズを何度も繰り返させましたが、
短期間の間で人間の思考をポジティブなモノに変化させる場合に、
『ちょっと、この場面の心理描写の変化が唐突で御都合じゃないか』
という風に感じることがないように、何度も、同じフレーズを繰り返させて悩ませ
た上で、ある切っ掛けを境に
『そうか、自分を罰するよりも償った方が、前向きで“効率的”なんだ。』
という風に不自然なく考え方を変化させる手法として採用したつもりだったのですが、
読者の中には
>同じ表現が何度も繰り返されていて、かなり冗長である。しかも、その表現の繰り返しが、
>カノンのように入れ子構造のように意図的に配置されたものではないので、かえって効果
>を減じているというところでしょうか? 
>例えば、シンジの贖罪意識への言及が最たるものでしょうか?
という風に感じたヒトもいたみたいで、難しいです。
しかし、心理描写を濃くしてもそう感じるとすると、
心理描写を極力抑えて情景描写をベースにした作品で、
『短期間の間で人間の思考をポジティブなモノに変化させる』
ようとする場合はかなりの技量を必要としそうですね。
最も、基本的に僕が今まで読んできた、シリアスな作品のシンジ像には、
『自分で自分を許さないシンジ』が多いから、思考をポジティブに変化させる必要は無
いのかもしれないけど。

>三春学園……後からの設定でしたか。(^^;
>外伝は、本編との整合性という点では、破綻は無いのではないかと。
>ちょっと結論を急いでるかなという感はありましたけど。

結論を急いでいた…というのは確かにあったと思います。
本編との整合性を考えると、三春学園にいた、わずか一月の間でシンジに、
それなりの“答え”を出させなければならなかったもので。
 

>>《舞台設定と登場人物》
(省略失礼)
>ただし私の不満の理由は、もう一段組み合わさってます。
>その設定中で動く人物の言動が設定相応でないと感じる箇所があるんです、例えばシンジ
>やアスカが罪悪感で苦悩するあたり。無理に大袈裟な芝居しているというような。
>深刻な科白があっても、その人物のその前後の言動とか、周りを取り巻く舞台とかは
>それを支えるには薄い(平穏すぎる)ので、浮き上がって見えてしまって。
>もしこれが全く平穏な日常の中のありふれた話だったら、別に違和感もなく読めたで
>しょうけど、これは「二人の補完」という映画後を出発点とした話なわけで。
>はたして、私が間違った期待をして読んだ、ということで片づけていいのか。
>論述読みますに、けびんさんもこの世界観(舞台設定)と心理描写(心理、言動)の
>バランスで悩んだようですが。
>#さて、こんなんで伝わったでしょうか。(^^;

はい、十分に伝わりました。
例のTV版26話の学園エヴァをやるのならともかく、EOEのアフタストーリーとして
は、やっぱりどうしても学園ベースの舞台そのものに違和感があり、どうしても、その
舞台で動くキャラの行動を薄く感じてしまう…といったところでしょうか。
これに関しては少し一握の灰さんのレスの方に書いたので、そちらの方を…。

>ただ、こんな評価を定量的にしろっていっても難しいですし(けびんさんも一点でも
>譲れないとか言ってるくらいですから、実際に二十点とか四十点とか計れるとは思って
>ないでしょう?)、それに問題点がわかったからって、どう改めればいいかが自明とは
>限りませんでしょうね。

はい、まったくその通りです。

>と、こんなところで。
>また、不明確な言葉とかあったら、ツッコミお願いします。m(_ _)m
>#私の似非ヒョーロンのメッキも剥がれてきましたし(爆)

いえいえ、こちらの方は十二分に参考になってます。
ただ、MEGURUさんが『似たような趣旨の繰り返し』と突っ込んだように、正直、自分
の知識と経験の幅は総合クラスの論客から見たら、かなり狭くて偏っているので、自分が
くわたろさんから得られるほどには、自分はくわたろさん(に限らず総合のレス相手)に
何か提供出来ているのかな…ということがすごく気になります。(汗)
というわけなので、こちらの方から話しを途切れさせることは無いですが、飽きる…とか、
これ以上やっても得られるモノは何もなさそうだな…と思った時は遠慮無く打ち切って
下さい。
以前も言いましたけど、やっぱり対話というのはお互いに納得しあえるモノを提供しあって、
はじめて成り立つモノだと思いますので。
 
 

☆ うらかみさんへ

お久しぶりです。
的確で分かり易い技術論的な御意見を戴き感謝です。
正直、技術論を軸とした自作に否定的な意見を聞くと、大抵は
『自作を好きなヒトには長所だと感じている場所を、完全な短所として指摘する』
ケース(勿論、例外はあるが)が多かったので、単なる“嗜好”の問題として
片付けがちだったのですが、
>マンガを例にとるなら、
>本当は絵で「すごい美人」や「カッコ悪い奴」を表現するところを
>キャラのかき分けが出来ないからセリフで「うわーカッコイイ人」とか
>「○○センパイは美人で有名」とか説明させちゃったり、
>背景で「白い古城」をヒトコマ描けば足りるところを画力がないから
>「白い古いお城ね」って言わせてみたり。
>そういうのと同じ。それは個性でなく単なる力量不足。
というのは、『嗜好の差を超えた明確な技術不足の説明』としては、
かなり分かり易かったです。
正直、自分は今でもやや技術論に偏見を持っているのですが、
(技術優先作品の中には、ただ綺麗なだけの文章で、どこかでみたようなお話を
描いているだけの非個性な作品が多いような気がするので、技術論の行き着く先は
“統一化”なのか、と以前カキコした“園児の落書き”のトラウマも手伝って、
かなり乱暴なコトを考えていた時期もありましたし(汗))
うらかみさんのお話を聞いていると何か取り込まれてしまいそうで怖いです。(笑)

それでも自分は、細かい技術的な枠組みに捕らわれずに、のびのびと自分の描きたいモノ
を書く、『下手だけど個性的な園児の落書き』こそ、自分にとっての理想だと思っていま
すが、(勿論、無茶苦茶と個性は別物でしょうけど)
>だけど、今の段階で「これが僕のやり方だから」と言うのは早すぎる気がする。
の言葉通り、結論を出すには確かにまだまだ早すぎますね。
それを個性と言い切ったのはややうらかみさんの鼻についたみたいですし<反省

>(別にプロをめざしてるんじゃなくて同人だしって言われればそれまでだが)
創作にプロもアマもないと思います。(特に批評に関しては尚更…。)
ただ、お金をもらっているプロでない以上、同時に『自分の本当に書きたいコトを描く』
以上に大切なモノはないとも思っているので、技術はあくまで、その次に付属するものに
すぎない…という自分にとっての認識には今のところ変化はないです。(少しぐらつきましたけど(苦笑))

何にしても、技術論的な意見としては、今回はじめて心に響きました。
もう一度、自分のスタンスについて一考するに足る御意見を戴きありがとうございました。
 
 

☆ 一握の灰さんへ

こんばんは。

>「寡黙でありながら、これほど多くを語れる役者は多くはない」
>「鉄道員」で高倉健が主演男優賞を受賞した際、審査委員がこのような発言をした。
>これは小説という分野においても同様であろう。百を表現して百を理解させようとする
>文章よりも、一を表現して百を理解させる文章の方が、やはり優れていると言わざるを得ない。

確かにそれは同感です。
『一を聞いて十を知る』という諺じゃないですが、少ないエネルギーから、多くの収穫を
得る為に、技術の革新はあったのだと思いますし。

>さらにいえば、情景描写は心理描写によってはとうてい浮かび上がらすことの出来ない
>人間の奥行きをあたえることがしばしば。また読者の想像力をより喚起することはいう
>までもない。

想像力を喚起する…というのは確かにその通りだと思います。
一つの同じ作品が、読者によって多様な解釈が出来る…というのも素晴らしいコトでしょう。
ただ、自分が出典としているエヴァのオリジナルのEOEは想像力を働かせる余地は有り
余っていましたが、全然感情移入できませんでした。
これはやっぱり、本編との繋がりを無視して本編の伏線を総てうっちゃってしまったから
だと個人的には思っています。
だから、自作では、『最低限度、自分が引いた伏線は分かり易い形で回収する。』
というのを心がけていたのですが、“分かり易さ”を最重視しすぎたために、
かなり直接描写的な回収の仕方をした為に、(主に24話の論文状態)読者が想像力を
働かせる余地を奪ってしまい、一部の読者を引かせてしまったような気がしました。

>自作に自信がもてるという方は、おそらく長所を伸ばせる部類だろう。僕は短所を矯正
>していく部類だ。僕には長所を伸ばしていくようなことはできない。細かなところが目
>に入りすぎる。しかも知りすぎて知識過剰になると、その枠の中に入れようとしてしま
>うだろう。

この辺りは本当に一長一短だと思います。
よく、僕が『自分の心を偽らずに』と偉そうなことを表現してますが、穿った見方をすれば、
僕は『自分の心を偽らずに書ける程度の現実感覚しか持ち合わせていない。』
と言えないこともないです。(別に性善説主義者でもないですが。)
長所短所に関しては確かにその通りで、
一握の灰さんが拘る“EOE後の政治的背景”にしても、自分がそれをシンジとアスカの
ラブコメと半々の割合で描いたとしても、自分の知識と経験では、その手の作品の中では、
如何にも在り来たりな薄っぺらな描写しか自分には書けないのは分かり切っています。
だから、一種の“逃げ”の発想ですが、その部分(政治的背景を含めた世界観)は、自分
にはどうせ在り来たりの薄っぺらなモノしか出来ないのは分かっているのだから、
だったら、その部分(短所)は目を瞑って、その分の余力をシンジとアスカの関係性
の方に総て注ぎ込んで、せめてこちらの部分(長所)に関しては、この部分を重視する
読者にとって満点に近い評価を得られるようにしよう…と考えて作品を書いています。
だから、基本的にシンジとアスカの行動しか視界に映らないLAS人の一部には、
“EOE後のシンジとアスカ像“という意味では”受け“が良かったのですが、
一握の灰さんやくわたろさんのように全体的な視点で、世界観も含めてみれば、
論述で書いた通りなわけですね。

>その点、けびんさんの直情的な姿勢は僕から見れば好ましいものであり、その無我夢中
>ぶりは滑稽であるがゆえに愛らしくもある。
>僕は以前にけびんさんの作品を絶賛しているが、今にして思えば、僕は作品そのもの
>よりも作品からに地味でてくるけびんさんのその人となりに惚れ込んだのかもしれない。

それはどうもです。(って、素直に誉められたと取っていいのかしら?)
正直、僕は一握の灰さんほどには、EOE後の政治的背景を含めた世界観には拘りを持て
そうにないので、それは誰か別のその部分に強い拘りを持つヒトが、描いてくれればいい
かな…などと他人まかせのことを思っていたりします。
 

>>死について

自分の“死”に関するスタンスは「ある神話」でも述べたとおり、
単純な『永遠の眠り』であり、眠った後に永遠に朝が来ない…だけの状態
になるのではないかと思っているだけです。(根拠はゼロですが、無から
産まれたモノは無に帰るしかないかなと…。)

>死は誰にでも訪れる。生まれたからには死ななければならない。自然の摂理だ。死は
>もっとも身近な存在であるといっていい。しかし、どうして誰も死について真剣に研究
>しようとしないのか?なぜ死を消極的なものとしてしか受け入れない?

矛盾だらけのEOEですが、一応ゼーレがやろうとしていたことを真面目に解釈しようと
すれば、誰にでも訪れる“死”という名の自然の摂理に、全人類を巻き込んで逆らった
ということでしょうか。
見方によってはかなり前向きに“死”を乗り越え様としたと言えないこともないですね。
全人類に“平等”に不老不死を与えることによって…。
(人類の総てがその平等な不老不死を望んでいたかどうかは別にして。)

>人間ならば自尊心を持ち、快楽を欲し、愛情を欲する。そんな至極当然のことまでも、
>死の瞬間にはなおざりにされている。死とは人生における誕生と並ぶ最大にして、最後
>の「祭り」である。死の瞬間が至福のものでなくてなにが素晴らしき人生か。

この意見はまったく同感です。
だから、あれだけ濃い密度の人生を送った「ある神話」のシンジが、誰にでも手に入れら
れる『お手軽な幻想』なんぞを、最期の“答え”としたのがどうしても納得出来なかった
という次第ですかね。(苦笑)

>せめていまわの際だけでも幸福になりたいと願い、またその家族は逝く者に幸福を授け
>たいと願う、それこそが人間らしい死ではないか。

なんか、自分が続編のラストで主張したいテーマを見当てられたみたいで怖いです。(苦笑)
「ある神話」のような只者でない人生を最期まで見せられて、さらに、その結末がどうにも
納得がいなかったから、自分は、結婚して子供を産み…というどこにでも転がっている
平凡な人生を最期まで描いて、その上で、“幸せだったな”と言わせたいんでしょうね。
 
 

☆AoiRyuさんへ

こんばんは。

>文章についての話題がしばしば出ていましたので、その辺りに着目して数話再読して
>みました。そうすると、文章には直接の関係がない構成にあたる部分で、以前は見過ご
>してしまっていた部分に目が止まりました。

わざわざどうもです。

>第一話、及び第七話以降に見られる書き出しの部分がそれです。
>ここでは、まず軽い序があり、そしてタイトルの後に本文という構成になっているよ
>うですが、この序の部分が各話の滑り出しとして非常に適切だと思います。
>他の方の作品などと比較して、格別優れていると言うわけでは無いのですが、物語の
>世界へ引き込むための演出としての効果は十分にあると感じました。

書き出しの部分ですか。
確か六話までは特に使うことはなく、七話以降で、こういうテクニックも使ってみよう
と『猿でも出来るインターネット』じゃないですが、ステップアップした技術(という
程大した代物ではないが)でしたね。

>や、連載初期の頃のは私が見ても、うーん、と思う(失礼ながら(^^;)のですが、
>後期になればなるほど、単文レベルでの問題は減ってきているように感じてますので。

どうもです。(^^;
自ら虎穴に飛び込んだ結果とはいえ、技術面でもたまにはそういう意見を聞けると嬉しいです。

>強いて言うなら、私自身も今練習しているところなんですけど、文章と文章の繋がり
>というか、流れがぎくしゃくしているところがある気はします。

鋭いですね。
それは何となく自分も感じています。
というか、『こことここはどうやって繋げよう?』と場面を切りかえる時の一時的な接続
の為の描写をどうするか何時も悩んでいたような気がします。(汗)

>しかしながら、読んでも悪い点を的確に指摘できないようですので、自分にとっての
>良い文章の定義について書き込みした方が良さそうですね。

そういう形の技術論もまた面白そうなので、楽しみにお待ちしてます。

>と、その前にもう一つ。
>これもまた、私がしがちなことなのですが、ちょっと「…」で余韻を表現するのに
>頼りすぎているのではないでしょうか。記号を使うのは便利ですけど、文章力が向上し
>ない遠因になるようにも思います。

う〜む。
「……………………」は、濃い心理描写が大好きな自分が、数少ない読者に想像力を提供
している描写だと勝手に思っていたのですが、何事も使いすぎると弊害があるみたいですね。

>なお、私の場合は「……」も使うんですけど、それよりも「――」を多用しすぎなん
>ですよね。それでも、最近は控えるように努力してるんですけど。記号使用禁止で短編
>を書こうとしてみたりもして(^^;

「…………」はともかく「――」ってどういう時に使うのですか?
(自分は使った経験がないモノで(汗))
 

ではまた。


【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】ストーリーには触れず<読み込みが足りない(^^;
  10/12 22:58
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】

>二人の補完

 文章についての話題がしばしば出ていましたので、その辺りに着目して数話再読して
みました。そうすると、文章には直接の関係がない構成にあたる部分で、以前は見過ご
してしまっていた部分に目が止まりました。

 第一話、及び第七話以降に見られる書き出しの部分がそれです。

 ここでは、まず軽い序があり、そしてタイトルの後に本文という構成になっているよ
うですが、この序の部分が各話の滑り出しとして非常に適切だと思います。

 他の方の作品などと比較して、格別優れていると言うわけでは無いのですが、物語の
世界へ引き込むための演出としての効果は十分にあると感じました。

 それで、文章についてですが……私にはいまいち判断できないようです(^^;

 や、連載初期の頃のは私が見ても、うーん、と思う(失礼ながら(^^;)のですが、後
期になればなるほど、単文レベルでの問題は減ってきているように感じてますので。

 強いて言うなら、私自身も今練習しているところなんですけど、文章と文章の繋がり
というか、流れがぎくしゃくしているところがある気はします。

 しかしながら、読んでも悪い点を的確に指摘できないようですので、自分にとっての
良い文章の定義について書き込みした方が良さそうですね。

 と、その前にもう一つ。

 これもまた、私がしがちなことなのですが、ちょっと「…」で余韻を表現するのに頼
りすぎているのではないでしょうか。記号を使うのは便利ですけど、文章力が向上しな
い遠因になるようにも思います。

 なお、私の場合は「……」も使うんですけど、それよりも「――」を多用しすぎなん
ですよね。それでも、最近は控えるように努力してるんですけど。記号使用禁止で短編
を書こうとしてみたりもして(^^;

 ……しっかし、ついでに自作をちょっと読み返してみたら、いきなり手直ししたいと
ころが二点ばかり見つかる……ダメダメやのぉ。


【名  前】一握の灰
【タイトル】某所にて
  10/12 16:42
Mail:
URL:
【メッセージ】
どうやら故此処は批評家への登竜門と位置づけられているらしい。しかし、一体誰があの手の手合いをするんだ?わっちらもそれほど暇じゃないぞ(笑)・・・・・やっぱり言い出しっぺにやってもらうのが一番だろう。ねえ、KKZさん(笑)

けびんさんへ
今更ながらだが、横槍、失礼します。

>心理描写を抑えて書いているタイプの作者

「寡黙でありながら、これほど多くを語れる役者は多くはない」

「鉄道員」で高倉健が主演男優賞を受賞した際、審査委員がこのような発言をした。

これは小説という分野においても同様であろう。百を表現して百を理解させようとする文章よりも、一を表現して百を理解させる文章の方が、やはり優れていると言わざるを得ない。

さらにいえば、情景描写は心理描写によってはとうてい浮かび上がらすことの出来ない人間の奥行きをあたえることがしばしば。また読者の想像力をより喚起することはいうまでもない。

といいながらも僕もかなり情景描写は不得手である。上記のような認識を持ちながらも、情景描写が不得手なために、心理描写に頼ってしまうことに、自分の無能ぶりが苛立たしくもある。

自作に自信がもてるという方は、おそらく長所を伸ばせる部類だろう。僕は短所を矯正していく部類だ。僕には長所を伸ばしていくようなことはできない。細かなところが目に入りすぎる。しかも知りすぎて知識過剰になると、その枠の中に入れようとしてしまうだろう。

その点、けびんさんの直情的な姿勢は僕から見れば好ましいものであり、その無我夢中ぶりは滑稽であるがゆえに愛らしくもある。

僕は以前にけびんさんの作品を絶賛しているが、今にして思えば、僕は作品そのものよりも作品からに地味でてくるけびんさんのその人となりに惚れ込んだのかもしれない。

>批判する気は毛頭ない。

相変わらず一言二言多い人だこと。とはいっても掲示板に出入りするような人間は思ったことは言わずには、いられない性分の人間がほとんどだから、さして気にすることもないか。
まあ、建設的な意見交換を此処に求めること自体、かなり無意味な行為であることだけは確か。

>死について
MEGURUさんは無意味とおっしゃるが、僕の考えはそれとは正反対だったりする。

死は誰にでも訪れる。生まれたからには死ななければならない。自然の摂理だ。死はもっとも身近な存在であるといっていい。しかし、どうして誰も死について真剣に研究しようとしないのか?なぜ死を消極的なものとしてしか受け入れない?

人間ならば自尊心を持ち、快楽を欲し、愛情を欲する。そんな至極当然のことまでも、死の瞬間にはなおざりにされている。死とは人生における誕生と並ぶ最大にして、最後の「祭り」である。死の瞬間が至福のものでなくてなにが素晴らしき人生か。

せめていまわの際だけでも幸福になりたいと願い、またその家族は逝く者に幸福を授けたいと願う、それこそが人間らしい死ではないか。

死について考えることは無意味でもなんでもない。むしろこれから考えて行かねばならないことである。第一死んだ後では考えることなんてできやしない(笑)

と、他人の説を受け売りするあたり、俗物以外の何物でもないが(笑)


【名  前】うらかみ
【タイトル】今回は辛口
  10/12 03:09
Mail: plumeria@ss.iij4u.or.jp
URL:
【メッセージ】
「二人の補完」について。
はっきり言えばけびんさんは文章が、下手。
「二人の補完」が読んでいて辛かった、という人のほとんどは、
「文章のつたなさ」についていけないだけだった、ってことでは?
説明的な描写がガマンならん!っていうのだって
的確な文章を心がければ激減する苦情(?)だと思う。

マンガを例にとるなら、
本当は絵で「すごい美人」や「カッコ悪い奴」を表現するところを
キャラのかき分けが出来ないからセリフで「うわーカッコイイ人」とか
「○○センパイは美人で有名」とか説明させちゃったり、
背景で「白い古城」をヒトコマ描けば足りるところを画力がないから
「白い古いお城ね」って言わせてみたり。
そういうのと同じ。それは個性でなく単なる力量不足。

キャラクターに行動の理由から心理描写からから舞台設定から
全部語らせたら、肝心の事か薄れてしまう。
感情や行動を直接的に描写をするのがいくら好きだと言っても程度問題。
事実、私は「二人の補完」で印象に残ったセリフ、良かったシーンと
言われても瞬時に思い浮かばない。

前にも言ったように、たしかに個性。
だけど、今の段階で「これが僕のやり方だから」と言うのは早すぎる気がする。
(別にプロをめざしてるんじゃなくて同人だしって言われればそれまでだが)


【名  前】MEGURU
【タイトル】帰ってみれば2
  10/12 01:56
Mail:
URL:
【メッセージ】
けびん論文を通読する。そもそも、「二人の補完」を読んでいないので話が分からない。ただ、以前に目にしたような文章だ。
復刻版の「第一、二回」だけではない。けびん論文も、それに対するレスも、どこかで読んだような気がする。主張が首尾一貫しているのは良いことだが、同じ様なことを繰り返して飽きないのだろうか?
批判する気は毛頭ない。単純に、耐性に感心しただけだ。

赤ん坊を見ていると神の存在を信じたくなる。本当に、あの物体が人間となるのだろうか?
八歳児妹は、はいはいに類似した行為を始めた。匍匐前進と言うべき行動だ。最初は後ろにしか薦めなかったが、つい先ほどから前進も可能になったらしい。
八歳児母によれば、たいていの子供は後ろ向きから始めるらしい。八歳児は最初から前進も後退もできたようだ。アスリート能力の差だろうか?

最近、「悩みを抱えていること」をポジティブに捉えすぎている人間が多いと感じる。
心に闇の領域を持たない人間は居ない。悩みを抱えていると呼吸するは同レベルの話だ。ことさら、肯定することでも否定することでもない。
思うに、「悩む」ことを過度に自覚しなければ、自己が守れないのであろう。そんなことは免罪符にもなりはしない。
「悩む」ことに安住している人間を相手にするのは疲れる。「悩む」という行為は基本的に自己中心的行為であるからだ。自分を保証してくれている他者のことは二の次ぎになる。
他者を想定していない人間とのコミュニケートは空回りしやすい。

ポリシーなり、規範なり、その類のものを持っている人間は基本的に強くない。当人を取り巻く外部状況が強要しなければそれらは必要のないものだ。
「哲学の授業を小学校から導入すべきだ」という意見がある。先日の会議で同席した女性が主張した。
哲学を学んだところで規範は得られない。規範は自分の取り巻く状況を好転させるために獲得するものだ。いざ、その場に置かれないと意味がない。状況が異なれば、違う規範が必要になるのかもしれない。

知り合いが哲学系の雑誌を創刊するらしい。ていうか、したらしい。すでに書店に並んでいた。死について考えるがテーマで、ビートたけしのロングインタビューが掲載されていた。
送られてきたので目次だけ見た。死んだことない人間が死についてあれこれ考えすぎても意味がないと思った。

別の掲示板で活動中の鯖氏を発見。いったい何のために総合から撤退したのだろう?


【名  前】くわたろ
【タイトル】ヒョーロンモドキもそろそろ馬脚が(汗)
  10/12 01:39
Mail: kuwataro@speed.co.jp
URL: http://www.speed.co.jp/kuwataro/junk/index.html
【メッセージ】
 ども、けびんさん。また順を追ってレスという形で。

>同一の表現

 というのが繰り返されることで生まれる効果もあると思いますですよ。意図せずに重なっちゃうのはよくないでしょうけど、強調したいキーワードなら短い間に意識して繰り返すのもアリかと。

>《作品世界の背景》

 私がネルフ、冬月の描写に感じた不満というのは、けびんさんと私の嗜好、というか指向のズレのせいが大きいでしょうね。これについてはこの程度で。

 三春学園……後からの設定でしたか。(^^;
 外伝は、本編との整合性という点では、破綻は無いのではないかと。ちょっと結論を急いでるかなという感はありましたけど。
 

>《舞台設定と登場人物》

について。

> “性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活” というのを、この作品の舞台設定として認めた上で、その舞台の上で描かれた物語が薄く感じた…という意味でしょうか。

> それとも、“性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活”いう舞台設定そのものを薄く感じられたから、その上で描かれた物語はどうあっても薄くなる…という意味でしょうか。

 後者もありますんですが……、こう分けられると説明しづらくなってきたな(爆)
 設定とか人物とか、これは私も舌足らずだったなーと反省してますが、とりあえず一般論ヤメにして「二人の補完」についていいます。
#なので、けびんさんと私の好みのズレも前面に出ますが、御容赦。

 二人の結ばれる物語を描くための設定“性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活”というのは認めます。っていうか、ハッキリそう書いてあるから認めないと読めない。で、平穏な世界の平穏ぶりに関しての描写には不満はないです。設定は薄い(私の嗜好からすると平穏すぎる)けど、それをそういうものと描写する筆致自体は、薄くない。学園のとこなんか、“学園としては”濃いです。

 ただし私の不満の理由は、もう一段組み合わさってます。

 その設定中で動く人物の言動が設定相応でないと感じる箇所があるんです、例えばシンジやアスカが罪悪感で苦悩するあたり。無理に大袈裟な芝居しているというような。
 深刻な科白があっても、その人物のその前後の言動とか、周りを取り巻く舞台とかはそれを支えるには薄い(平穏すぎる)ので、浮き上がって見えてしまって。
 もしこれが全く平穏な日常の中のありふれた話だったら、別に違和感もなく読めたでしょうけど、これは「二人の補完」という映画後を出発点とした話なわけで。
 はたして、私が間違った期待をして読んだ、ということで片づけていいのか。
 論述読みますに、けびんさんもこの世界観(舞台設定)と心理描写(心理、言動)のバランスで悩んだようですが。

#さて、こんなんで伝わったでしょうか。(^^;

>《濃い直接心理描写》

>これに関しては勿論、単なる“嗜好”の問題だと思っているので、我が道突き進む予定です。(笑)

 了解です(私が了解しなくたっていいっすね (^^;)

 で、なんかオオゴトになってる(汗)、点数云々について。

 えーとですね、質問されたのは描写のスタイルについて拘るかどうかだと思って回答したんですが、違いました?(^^;
 話の展開とか結論とかを読者に受けるように変えろと言われたら、そりゃ私も承服しかねますが、描写や表現のスタイルには私はそれほど拘ってるわけではないので(試行錯誤中と言った方が正確っすね)、そこらへんでは受けるとわかっているならそのスタイルを選択すると、そういうことです。
 そういうことなのですよ>せつこさん、Thrkさん

 ただ、こんな評価を定量的にしろっていっても難しいですし(けびんさんも一点でも譲れないとか言ってるくらいですから、実際に二十点とか四十点とか計れるとは思ってないでしょう?)、それに問題点がわかったからって、どう改めればいいかが自明とは限りませんでしょうね。
 

 と、こんなところで。
 また、不明確な言葉とかあったら、ツッコミお願いします。m(_ _)m
#私の似非ヒョーロンのメッキも剥がれてきましたし(爆)

 ではでは 。


【名  前】Thrk
【タイトル】RE:続・けびんさんへ
  10/11 20:20
Mail: thrk@mte.biglobe.ne.jp
URL: http://www2s.biglobe.ne.jp/~Thrk/
【メッセージ】
せつこ さん、はじめまして。
Thrkも横槍させていただきますね。

> 答えはどちらも没。自分が百点の評価を与えられない(感動できない)のなら書く意味がないし、読む側が百点の評価
>をつけてくれそうにない(感動してもらえそうにない)のなら読ませる意味もないです。

なるほど。

Thrkは、前の書きこみにも書いたように、読者の評価をまったく無視しています。
ただ、ホームページに公開している以上、たまたまたどり着いて、たまたま読んでしまわれる人
というのはいるわけで、そういう人から、苦情が来た場合は、まず、謝ります。そのうえで、
「Thrkは、基本的にキャラの意向を優先するので、これからも、こんなお話ばかりなので、申し
わけないんですけど、読まないようにしてもらえないでしょうか?」とお願いすると思います。

また、掲示板などで、「そのうち読ませていただきます。」とか言われたときには、「少し読ん
で合わないと思ったら止めていいですから。」と言うようにしています(そう言い忘れている方
がいたら、そういうことですので、よろしくお願いします)。

Thrkは、投稿しているわけではなくて、自分でホームページを作っていますし、投稿も受け付け
ていませんから、Thrkのお話しか置いてありません。それゆえ、Thrkのお話を読みに来られたと
いうのが明白で、その上で、読者の方の嗜好に合わないのであれば、読みに来る手間をかけさせ
るのも申しわけないので、読まないようにお願いするというのは、まあ、多分に失礼とは思いま
すけど、ありかなぁと思っています。

そういう訳で、せつこ さんは、Thrkのお話を読む気もないと思いますけど、読まないでいただ
けると幸いです。もし読まれる場合でも、合わないと思ったら、即止めていただけるとうれしい
です。現に、「少し読んでみたけど、合わないので止めました。」というメールもいただいてま
すし(笑)

ただ、それでも、読んでもらえる人はいるわけで、お話を公開するとカウンタが増えますし、ほ
とんど日曜早朝の更新なのに、日々来てくれる人もいるわけで、そういう方々には、本当に感謝
しています。

本当にいつもありがとうございます > 贔屓にしていただいている皆様


【名  前】一握の灰
【タイトル】暇だから
  10/11 10:42
Mail:
URL:
【メッセージ】
瀬名秀明の「ブレインバレー」を読破して数週間になり、ここに感想を書き込もうか・・・。

内容はねたばれになるので控えるが、カルトとサイエンスがうまい具合に繋がりあい、まったく新しい現実性が、そこにはあったように思う。

オカルトブーム以来、様々な作品で各種宗教の用語が氾濫するようになったが、その根元である「神」について何らかの概念が確立されたものは、ほとんどなく単に作品の装飾として使用されるのがほとんどであった。(まあ、このあたりは日本人特有の宗教観とも若干関係あるだろうが)

そういった作品が多数を占める中で、あくまでサイエンスの範疇から外れることなく、「神」というものを確立してしまった瀬名秀明はやはり凄い。

ただ瀬名秀明の作品は他に「パラサイトイブ」があるが
、生物学を専攻している人間からすれば、中途半端な現実性が逆に違和感を感じさせ、堪能することが出来なかったとのこと。

この作品も宗教や脳神経についての専門的な知識を有している人間からすれば、違和感を感じずにはいられないかもしれない。
 

以前にオカルトを排除したうえで、「新世紀エヴァンゲリオン」を再構成できないかと思案したことがあったが、この内容を取り入れれば、それも可能なように思う。

この作品の中でみられる現象は、わたしの中で不明瞭な形で浮遊していたサードインパクトであるとか、ゼーレと呼称される組織に明確な形を与えてくれた。

っていまさら何を・・・。


【名  前】せつこ
【タイトル】続・けびんさんへ
  10/11 01:13
Mail: komahi3@suma.kobe-wu.ac.jp
URL:
【メッセージ】
>善処してみます。(何か無責任な政治家の公約みたいだな。(汗))
 今見ると、私の言葉(ですから、一人称の話を書きましょう)も、怪しげな宗教の勧誘みたいでした。

>例えば、自分(と似た嗜好の読者)にとって100点となる作品が、自分と異なる嗜好の所有者にとっては、20点の評価しか得られなくて、逆に、作中の一部を万人向けにカスタマイズ(ようするに直接心理描写を削る)すると、自分(と多分、似た嗜好の読者も)にとっては80点まで出来が下がってしまうが、その代わり、自分と異なる嗜好の所有者にとっても、60点ぐらいの出来で楽しんでもらえそうな場合、くわたろさんならどちらを優先しますか。
 これはくわたろさんへの質問であり、もう既にそれぞれの答えが出ていらっしゃるのですが、失礼して、少し乱入させていただきます。
 答えはどちらも没。自分が百点の評価を与えられない(感動できない)のなら書く意味がないし、読む側が百点の評価をつけてくれそうにない(感動してもらえそうにない)のなら読ませる意味もないです。

 で、ここは一つ前向きに、けびんさんが今のように、文中で多くの心理描写を書いても、「とっつきにくい」と言っている私のような人間をも面白く読ませてしまうような工夫、努力、精進、なんと言ったらいいのか分かりませんが、とにかく「何か」を補う必要があるのではないでしょうか。


【名  前】BLEAD
【タイトル】休日っていいね…久しぶりに服なんて買ってきたよ俺
  10/10 21:19
Mail: blead@ky.xaxon.ne.jp
URL: http://www.ky.xaxon.ne.jp/~blead/
【メッセージ】
けびんさん
 さくらはあの書き手や受取手に対する駄目人間っぷり<オイ が良いので是非全巻買って、
ついでになかよしを毎月買って読んでみて下さい(笑)
 最近は特に小僧<李小狼 が良い感じですんで。
 ショタって訳ではまったくないけど、こうやって頑張っているのを見るのは好き。
 ちなみに、俺もどんな話題だったか既に記憶の彼方です(苦笑)

「二人の補完」
 話題になった頃、その話だけ目を通したんですよ。
 んで、引きに「鬼や!」とか言ってましたが…
 友人の京極堂テイシュウも「面白い」とは言ってましたし…

>(何よりBLEADさんの嫌いなLASだし(汗))

 えぇ、嫌いですよ、嫌いですとも(笑)
 ただし、それにもかなり「属性」がある事自体は理解してます。
 嫌いなモノを並べていくと…
・レイが人外なのは当然として(笑)精神構造からして完全に逸脱した「だけ」の存在
・アスカとシンジがいちゃつく「だけ」の代物
・スーパーシンジ、っていうかもててるシンジ
 最低三箇条挙げるとこんなもんでしょう。
 読んでいてEVAでない別物以外の何者にも見えないんですよね、ここまで来ると。
 ついでにこの三箇条を満たす作品というのは基本的に「文章がなってない」と俺が感じてし
まえる程度の低空飛行だったりしますんで。
 絵が描けないから漫画ではかけない、だけど文章も全然駄目だけど書く事なら誰にでも出来
るだろう的な認識で書いているとしか思えないんですが…具体例は無い。
 それでもね、努力しているなら良いんですよ、方向性が間違っていたら苦笑モノですが。
 それを「これでいい」と言ってるのは…反吐出るくらい嫌。
 はしばしに「甘やかされて育ったオタク」が顔を出す文章すらあるし…
 俺自身は、紙屑の様な自信で書いてますが、ストーリー展開と裏設定等には変な自信があっ
てそれを表すために基本的に書きます。
 大体にして…

>“シンちゃんとアスカをラブラブにしたい”

 という発想を持って居られていても、単にお伽噺の後日談を延々と見せられるようなそんな
胃に来る重さで食中たりを起こして糖尿病になるだけの害悪を撒き散らす<言い過ぎじゃ 話
でなく、ハッピーエンドを探して紆余曲折する話なら別に…ねぇ。
 恋愛話はそこへ至る過程は面白いけど、結果だけ見せられても面白くない。
 この辺重視している部分がはっきり出て来るんですが。
 シンジがもてる話が嫌いって言うのもねぇ…何の努力もしないただの暗い「主人公として相
応しく無い」by.庵野総監督 が何処をどうしたらもてるのだろう? と…
 だもんで、突然にスーパーなシンジもなんだかな、となる訳なんですよ。
 シンジの凄さは、言うなれば専門馬鹿とかオタク的な「一つ凄い」だと考えますし。
 TVを見る限りは。
 努力すればプロにはなれると思いますが「神童」では無いと思うんですよ。

 けびんさん自身を嫌いでない理由に「足掻いている」ってのがあります。
 必死で考えて努力している、そんな風に俺からみて見えるんですよ。
 その辺もあって「読んでみようか」と思わせる訳です。
 まぁ、どんな感想が出るかは戦々恐々としていて下さって結構ですよ(笑)

 あと…

>(めぞんでやるかどうかについてはやや迷っていますが)

 ならば、ここに載せて貰っては?
 なにせ「めぞんを追い出された作品の行き着くところ」らしいですから…違います?(笑)

であ、ばむー。


【名  前】けびん
【タイトル】RE:レス感謝です、けびんさん
  10/10 21:17
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】
ども、くわたろさん。けびんです。
再レスを戴きありがとうございます。

>《けびんさんの文体上のスタイルについて補足》

“一本調子”ですか。(ふむふむ)
一本調子になってしまうのは、前回も話した通り、僕個人のボキャブラリの貧困さ
もあると思います。
一話内で、(真剣な表情)みたいな同一の表現が複数回使われたら、読者も醒める
のはさすがに分かります。
めりはりをつけた筆致というのは、難しそうですが、少し表現力を豊かにする…という
のは必須課題のような気がします。
 

>《学園という舞台設定》

やっぱり、アスカの転校に関しては、唐突に感じてしまいましたか。
確かに学園内での、二人を描いてみたいと思って、やや強引にプロットを決め込んだので、
エピソードが今一つ強引だったかな…とは思いました。
あと、シンジとアスカは確かに成長はしましたが、一応まだまだ『子供の恋愛』として、
本編は描いたつもりです。
 

>《作品世界の背景》

>サードインパクト後の世界を感じられた部分は、私には二つ、ネルフと三春学園です。
>ネルフについては前回書きましたが、どうも冬月以下善人すぎる描写で、それがかえって、
>その程度のネルフでも対処できるような社会不安しかサードインパクトの後に発生しな
>かったのか、という具合に肩透かしをくらってしまったんです。シンジやアスカに直接降
>りかかってくるエピソードでなくとも、もひとつ何か盛り込めなかったかなあという不満
>が残りました。

ネルフの描写の“薄さ”に関しては完全に僕個人の力量(というか知識)不足ですね。
(勿論、作者があまりその部分に興味がない(おいっ)というのもありますが。)

>サードインパクトによる孤児たちのいる三春学園というのが出てきた時は、意外であると
>同時に、私の好みな展開になるのかなと期待したんですが、出てきた二人の孤児がシンジ
>アスカの鏡像としてしか物語の上で作用しないので、こちらも不満が残りました。

実は、後章を始めた当初は、この外伝を書く予定は全然なかったんですよ。
外伝の場合良くある話しだと思いますが、サキやマナブの構想が産まれたのは後章執筆
後だったので、時間軸としては完全にずれているわけで、三春学園のエピソード自体
当初の予定表には存在しなかったので、わざわざ過去を作った…というイメージです。
だから、元々想定していないプロットを短期間で作ったので、外伝には、かなりムラ
があったと自分でも思います。
 

>《舞台設定と登場人物》

すいません。ちょっと趣旨が分からないです。m(__)m
“性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活”
というのを、この作品の舞台設定として認めた上で、その舞台の上で描かれた物語
が薄く感じた…という意味でしょうか。
それとも、“性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活”いう舞台設定そのもの
を薄く感じられたから、その上で描かれた物語はどうあっても薄くなる…という意味で
しょうか。
ちょっと、混乱してしまったので、教えてもらえると幸いです。
 

>《濃い直接心理描写》

これに関しては勿論、単なる“嗜好”の問題だと思っているので、我が道突き進む予定です。(笑)

>だとしたら、自分以外の人間の下す評価が確実に40点上がる場合、自分の20点程度は
>犠牲にします。その後であらためて何とか自分の満足する方向を考える、と。そういうや
>つなんです、私は。

う〜む。
それは御立派な志だと思いますが、僕には到底真似できそうにないです。(苦笑)
どうのこうのいっても、「二人の補完」の物語を一番必要としているのは、他でもない
一番最初の読者である僕自身なので、自分にとっての20点はおろか一点さえも、犠牲に
できそうにないです。(我侭)

>参考になるかは分かりませんけど、エヴァに関する記憶も封じ込めた上で読み直すって
>のはどうでしょ。
>私がエヴァFF書きつつ考えていることに、エヴァを知らない人にどう誤読されるのか
>(汗)、読んだ結果その人にエヴァがどう誤解されるのか(大汗)、というのがあります。

実は、エヴァをまったく知らない…という何人かの読者からメールをもらったことはあります。
(実は自分でも少々驚いていたりします。自分の作品はエヴァ(というよりEOE)に対
する反発に近い拘りを持っている…という前提を持った読者にしか、絶対に共感してもら
えないだろうと思っていたもので。)
 

>【タイトル】速レス   10/09 21:58
>批評とかじゃなくあくまで個人の感想ですので(よけい悪いっすか? (^^;)
>そこらへんご理解いただければありがたいです。

勿論です。
以前は自分も批評に関してはけっこう柔だったのですが、論客じみた何人かの読者を
相手にメールで遣り取りをしているうちに、鍛えられてかなり図太くなってきたので、
これからも遠慮無く御意見を聞かせてももらえれば嬉しいです。
 

なんか、今回はくわたろさんの質問に趣旨に合ったレスを返せたかやや疑問ですが、
こんなところです。

では。
 


【名  前】一握の灰
【タイトル】無題
  10/10 16:30
Mail:
URL:
【メッセージ】
一部の人間の狡猾な方程式により、数十億の命が失われ、同時に自分を含め数多の人間の尊厳が蹂躙された事実を目撃した少年が、それを無視して安寧を貪るような社会を許容できるだろうか?

何故セカンドインパクトやサードインパクトは発生した?
ゼーレが主謀者として、何故そのような組織が権力を掌握するに至った?

何故綾波レイは消滅しなければならなかったのか?
何故葛城ミサトは射殺されなければならなかった?
何故霧島マナは・・・・

そのようなことを想起するならば、少年は自ら社会に対して何らかの行動を起こさずにはいられないのではないだろうか?
 

その時代を生きた人間はその愚挙がなぜおこなわれたかについて真相究明の努力を怠ってはならず、また事実を記録し、後世に伝える義務と責任があるのではないか?

またそうして二度とそのような愚挙がおこらぬようにすることだけが唯一無為に失われた人命に対する贖罪となりうるのではないか?

まあ、そんなことを愚考しますに、政治指導者になれとは申しませんが、何らかの形で社会か政治に関わらざるをえないというのが、わたしなりの続編のありよう。

確かに政治や社会といった要素を盛り込めば、少年少女が翻弄されることにはなりましょうが、かならずしもそれに終始する訳ではありませんから。

具体例としては「7月4日に生まれて」などが参考になるかと考えます。

まあ一つの可能性の模索であるからとりたてて書き込むこともない内容、こうしてみれば今の自分の価値観がかなり読書暦に影響さてているのが一目瞭然、おそまつさまでした。

けびんさんへ
お気遣いいたみいりますが、そんなことを気にするような繊細な神経はすでに摩耗してありません(笑)


【名  前】くわたろ
【タイトル】レス感謝です、けびんさん
  10/09 23:09
Mail: kuwataro@speed.co.jp
URL: http://www.speed.co.jp/kuwataro/junk/index.html
【メッセージ】

 前回、はじめましてにもかかわらず、ずいぶん筆を滑らせてしまった所もありましたが、丁寧なレスありがとうございます。たぶん今回も滑りまくってますが(をひ)、あらかじめ謝っておきますです。
 

《けびんさんの文体上のスタイルについて補足》

 失礼承知で一言で言うと“一本調子”(ミもフタもない言い方でスミマセン)に感じてしまうんです。で、その調子というか口調というのが、読む上で忍耐を要すると。

 価値判断の濃い単語と表現したのは、私からすると、一人称で叫ぶ場合とか三人称の平叙文でも謳い上げるような効果を出す場合に限って使う種類の単語のことでして、文中にそれが出てくると、ここからはそういう箇所だととっさに身構えてしまうんですね。

 けびんさんの文体だとそれが多用されているので、なんというか、読んでて息をつくヒマがないんです。そして地の文がこういう具合に声高な口調(と、私には感じる)なので、逆に一人称でオモイノタケを吐き出す部分とかのインパクトが弱くなってしまっているんじゃないかと。つまり、キメゼリフが決まってないというか。

 ですので、余計なお世話を繰り返させて頂くと、めりはりをつけた筆致の方がいいのでは、ということになるんです。とくに長編作品ですし。

 まあ、感覚的な問題ではあるのですが。
 

《キャラクターについて》

 えと、どっかの掲示板で書いたかもしれませんが、私はたしかに主役より脇キャラに目がいってしまうとゆーナンギな性格であります。(^^;

 「二人の補完」で私のように冬月なんぞに引っ掛かってしまうのは少数派でしょう、おそらく。
 

《学園という舞台設定》

 シンジが普通の高校生として生活しているという部分については、復興後の世界で旧ネルフの人間が上手く立ち回っているという状況が前章で触れられていましたから、それほど違和感は持ちませんでした。「ある神話」を意識した結果だというのであれば、それもなるほどなと肯けます。

 疑問に感じてしまったのはそこではなく、アスカが転校してくるというあたりです。ぶっちゃけて言いますと、このアスカの行動に対しては、あんたバカ? としか思えなかったんですよ。恋愛感情が思い余ってバカな行動に走るということはありましょうし、そういう方が話も面白いでしょうけど、そこまでアスカが思い切る理由というのがいまいちよく分からず、唐突に感じてしまったわけです。

 それまでに、成長したシンジ、アスカ、というのが強調されてたので、てっきり二人はオトナなつきあいするのかなーと期待してしまったせいもあるんでしょうけど。
 

《作品世界の背景》

 > 正直、言うと僕はシンジやアスカが政治的暴力とか社会的軋轢とかに無理やり捲き込まれて苦しみ続けるお話しを読んでも全然カタルシスが感じれないタイプなんですよ。

 と言われるけびんさんにならって私も正直に言いますと、たしかに恋愛物よりはそういう問題を描いた物の方が好きです。ですんで、以下はそういう嗜好の人間の意見と割り引いて読んで下さい。

 「二人の補完」で、“学園”という社会から切り離された舞台でなく、サードインパクト後の世界を感じられた部分は、私には二つ、ネルフと三春学園です。そしてその二つとも、残念ながら“薄い”という印象があります。

 ネルフについては前回書きましたが、どうも冬月以下善人すぎる描写で、それがかえって、その程度のネルフでも対処できるような社会不安しかサードインパクトの後に発生しなかったのか、という具合に肩透かしをくらってしまったんです。シンジやアスカに直接降りかかってくるエピソードでなくとも、もひとつ何か盛り込めなかったかなあという不満が残りました。

 サードインパクトによる孤児たちのいる三春学園というのが出てきた時は、意外であると同時に、私の好みな展開になるのかなと期待したんですが、出てきた二人の孤児がシンジアスカの鏡像としてしか物語の上で作用しないので、こちらも不満が残りました。

 #外伝“ある少年の〜”は、その点をシンジが不器用なりにも向き合おうとしているところがよかったです。

 結局、私が「二人の補完」に何を期待していたかというと、これはけびんさんの第一回第二回の論述の後に読み始めたということもありますが、“その後の二人”ということになります。死に損なって浜辺に捨てられた二人のアフターストーリー。だから映画との連続性はよけいに気になります。

 けびんさんも二人の心理には気を配って、前章で二人を別ち、三年を経過させた上での後章を設定して二人を追ったとのことですが、それ以前に私は舞台の周辺やら脇キャラやらが気になってしまうせいもあって、二人の葛藤以外をあまり重視しなかったというけびんさんの物語世界にいまいち入り込めず、丹念に描いたであろう二人の話もそれほど迫ってこなかった、と。薄い舞台のせいで人物も薄く感じたというのは、こういうことです。
 

《舞台設定と登場人物》

 えーと、すいません、説明不足でした。世界観と舞台設定ってのは、私の中ではレベルが違うものです。世界観ってのは、テーマに直結するようなコアな部分にあって、一方けびんさんの第五回の論述で使っている世界観というのは状況や舞台設定的なことと読めたので言い換えさせてもらったわけです。

 「二人の補完」でいえば(私の認識では)世界観というのは“二人が互いを受け容れるまでを前向きに描く”とかそういうもの、舞台設定というのはそれを実現するための“性善説的なネルフ、社会的混乱から離れた学園生活”という具合です。そして舞台の中で人物が動きます。

 というわけで、世界観にキャラクター志向の部分があったって別に構いません。舞台設定はその下ですんで、その場合はキャラクターのために舞台が用意されることになります。

 ただ、一度舞台設定が終われば、その中でそれ相応の行動しかキャラクターは取ることが出来ない。“舞台設定に登場人物は従属する”というのは、こういう意味で使いました。そしてもう一度繰り返させてもらうと、「二人の補完」の舞台が薄いと感じてしまった私には、二人(シンジ、アスカ)の悩みや迷いも薄まって伝わってしまったきらいがあるんです。
 

《濃い直接心理描写》

 これはもう、けびんさん独特の文体です。自分が面白いと感じる方を選ぶというのでいいと思います。ましてそれが読者の反応と符合してるなら。
 #ただ、私が読む分にはちょいと苦手だなってだけ。(^^;

 あと、私自身は直接的な心理描写をしない方だと自己認識してるんですが(他人から見たらまた違うかもしれないけど)、それは他人から言われて心理描写を控えているのではありません。っていうか、そんなに反応無いんで、どう読まれてるのかわからんのです(爆)

 そんでもって

 >例えば、自分(と似た嗜好の読者)にとって100点となる作品が、自分と異なる嗜好の所有者にとっては、20点の評価しか得られなくて、逆に、作中の一部を万人向けにカスタマイズ(ようするに直接心理描写を削る)すると、自分(と多分、似た嗜好の読者も)にとっては80点まで出来が下がってしまうが、そのかわり、自分と異なる嗜好の所有者にとっても、60点ぐらいの出来で楽しんでもらえそうな場合、くわたろさんならどちらを優先しますか。

 の回答には、自分にも他人にも満足のいくものを目指す、となりますが、点数まで明示してある以上、それに基づいた判断をするべきでしょうか。だとしたら、自分以外の人間の下す評価が確実に40点上がる場合、自分の20点程度は犠牲にします。その後であらためて何とか自分の満足する方向を考える、と。そういうやつなんです、私は。

 > 僕が一度やってみたい野望は、自分の「二人の補完」に対する記憶を一切消し去った上で、『単なる一読者』として「二人の補完」を読んでみることであります。

 参考になるかは分かりませんけど、エヴァに関する記憶も封じ込めた上で読み直すってのはどうでしょ。

 私がエヴァFF書きつつ考えていることに、エヴァを知らない人にどう誤読されるのか(汗)、読んだ結果その人にエヴァがどう誤解されるのか(大汗)、というのがあります。

 と、ここまで書いたところで

 >【タイトル】速レス   10/09 21:58

 ってのが上がってますので、念の為。不快感とかそういうのは全くないです。あと、Thrkさん、お気遣いありがとうございます。

 当方、かなり図太い、っていうか無神経なので、不快感とかがあるとしたら今回のもけびんさんが気を悪くするんじゃないかという箇所があると思います。ですが、批評とかじゃなくあくまで個人の感想ですので(よけい悪いっすか? (^^;)そこらへんご理解いただければありがたいです。

 ではでは。
 


【名  前】けびん
【タイトル】速レス
  10/09 21:58
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】
☆ くわたろさんへ

こんばんは、くわたろさん。(ぺこり)
もしかして、自分のレスから何か不快感とか感じませんでしたか?(汗)
Thrkさんから、
>けど、ちょっと“念”が嫌な感じです。何かありましたか?
とご忠告を受けた後、もう一度自分のレスを読み返してみると、
『なんかトゲトゲしいな。』と自分でも感じてしまったもので。(大汗)
もし、不快感とか感じられたら、わざわざ、自分宛に丁重なレスをつけて
いただいたのに、本当に申し訳ないです。m(__)m
 
 

☆一握の灰さんへ

>わたしとけびんさんでは方向性がまるで正反対であるし、あの作品はあれで
>個性的でよいと思うから。

そう感じてもらえれば嬉しいです。
そういう作品だと割り切った上で、楽しんでもらえれば幸いです。

ところで、かなり古いコトをお尋ねしますが、
何時か、『ブレーンパワード』のサンライズ絡みの著作権の問題について、一握の灰さん
のお名前を出した時、結果として、やや皮肉るような形になってしまったような気が
したのですが、もしかして不快感とかを感じてしまいましたか?
だとしたら、今更ながら申し訳ないです。m(__)m
 
 

☆ BLEADさんへ

お久しぶりです。
そういえば、CCサクラについて、何かお話ししていたような気がしましたが、
ほとんど忘れてしまいました。m(__)m
(CCサクラは未だに未読で、ほとんど、まっこうさんのEVAザクラ=CCサクラに
自分の中で成りつつある。(汗))

論文の方は、無意味に長い上に、ほとんど「ある神話」と「二人の補完」を読まないと、
構成が分からないようになっているので、すまないです。(汗)
拙作を読んでもらえるなら、嬉しい限りです。
(ただ、正直「二人の補完」の本質は、実は“シンちゃんとアスカをラブラブにしたい”
という少女漫画的な発想が総てなので、エヴァの世界観を重視するBLEADさんには合わ
ない可能性が高いですが。(何よりBLEADさんの嫌いなLASだし(汗)))
何にしても、またお話できるのを楽しみにしています。
 
 

☆ せつこさんへ

お久しぶりです。

>続編は書かない方が良いと思います。もう、「希望」でちゃんと締めくくられていま
>すから。もし続きを書くとしたら、最終話の「希望」の別バージョンとか、番外編とか
>で、シンジの臨終までを語るとか。

続編は、本編のような続き構成ではなく、外伝みたいな、“一話完結方式”を採用する予定
なので、完結漫画などでたまに見かける、別冊に掲載される“外伝の後日談”みたいな
雰囲気で読めるかと思うので(違いは臨終まで描くことだけ)多分、大丈夫かな…と
思ってます。
(めぞんでやるかどうかについてはやや迷っていますが)

>心理描写
>ですから、一人称の話を書きましょう、けびんさん。

善処してみます。(何か無責任な政治家の公約みたいだな。(汗))
 

☆ Thrkさんへ

ども、こちらではお久しぶりです。(笑)

レスの詳細はメールの方に返しましたので、そちらで確認をお願いします。
 
 

ではまた。
 
 


【名  前】Thrk
【タイトル】RE:くわたろさんへのレス
  10/09 18:31
Mail: thrk@mte.biglobe.ne.jp
URL: http://www2s.biglobe.ne.jp/~Thrk/
【メッセージ】
けびん さん、こんにちは。

盛りあがってますね(笑)
けど、ちょっと“念”が嫌な感じです。何かありましたか?

それは、さて置き、

>心理描写を抑えて書いているタイプの作者のヒトは、自分にとっての点数を落としてでも、
>あくまで読者用にカスタマイズしているのか、それとも、心理描写を抑えた作品そのもの
>が極度の直接心理描写が嫌い…という作者にとっても、読んでて100点の出来そのもの
>の作品なのか知りたいです。

ということなので、Thrkの感覚を書きたいと思います。
(けびん さんには、メールで十分過ぎるほど伝わってるような気がするので、無駄な気も
しますけど(苦笑))

Thrkは、心理描写を、ほとんどしないタイプの作者ですけど、読者の意見を聞いている訳
ではありません。というか、読者の意見は、まったく無視しています。それどころか、Thrk
の意図よりも、キャラが勝手に動くのを優先しています。

そして、前にも書きましたけど、Thrkは、Thrkの書いたお話が大好きです。
 

あと、もう一点あるんですけど、それは、掲示板向きではないので、メールにしました。

それでは、また。


【名  前】せつこ
【タイトル】けびんさんへ
  10/09 12:52
Mail: komahi3@suma.kobe-wu.ac.jp
URL: http://www.geocities.co.jp/Playtown/3926/index.html
【メッセージ】
「二人の補完」については、以前、いろいろと書いたのであんまりあれ以上書きたくないのですが(結局書くわけね>私)。
続編は書かない方が良いと思います。もう、「希望」でちゃんと締めくくられていますから。もし続きを書くとしたら、最終話の「希望」の別バージョンとか、番外編とかで、シンジの臨終までを語るとか。

>心理描写
ですから、一人称の話を書きましょう、けびんさん。


【名  前】BLEAD
【タイトル】文明と常識と言う名の病
  10/09 11:00
Mail: blead@ky.xaxon.ne.jp
URL: http://www.ky.xaxon.ne.jp/~blead/
【メッセージ】
 もしくは「意識」という名の病。
 EVAの補完計画的全体生命体というのは昨今の流行らしく、実際「幼年期の終わり」でも行
き着くのはそこだったりする。文明が地球という揺り篭を壊すほどに成長したのだから、新
しい進化を行い、違うステップを踏む。新しいあり方は今とは方向性を異にする、となるとど
うやら意識とかの新しい形を求める事になるらしい。
 そう言う意味ではEVAは逆の選択に意味があるのではないか? と投げかけている様にも読
み取れる。
 認識、というのは今の独立した人間の形で既に訓練され尽くしている今の我々にはもしもそ
んな形を取るようになれば、当然のことだがブチ壊れる。人間は人間でしかなく、今の人間と
しての意識を持っている事が出来るのは、今の人間としての姿であるが故だし、それ以外を夢
想する事は可能であっても、実際にそうなれるか否かは何ともアレだし。
 外見が性格を形作るのか、性格が外見を形作るのか。
 どっちだかは謎だが。
 暇がないと逆に少し暇が出来た瞬間に下らないことを色々思い付くものである。

 けびんさんの文……長い(--;
 取り敢えず「二人の補完」を読んだら読んでみる、一応話題になった頃その辺りだけを読ん
だだけだったりするので…ただし、そんな暇があるのか? と聞かれると謎だが。
 自分のことすらままならない。