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(ろぐ201)


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ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切っていた(過去形)掲示板の跡ですわ。
大体何でも好きに書き込んで下さって構いませんわ。わたくしが気に入らない書き込みはプチ消しますけれどもね。


【名  前】うらかみ
【タイトル】夜につぶやく
  02/16 03:51
Mail: plumeria@ss.iij4u.or.jp
URL: http://www.try-a.com/urakami/urakami.html
【メッセージ】

お久しぶりです。総合の皆様、寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
私はといえば、いつもお世話になっている「CREATORS GUILD 」の
記念企画のために、オリジナルなんてものを書いてみていました。
10kの予定が、なぜか100k超に。
結局間に合わなかった。きっそう!

で、憂さ晴らしに(爆)ここにきました。
ほら、深夜につぶやきたくなることって、あるでしょう?

===================================

私にとって、ファンフィクション、二次創作のキャラクター達は「友達」みたい
なものだ。
原作の中に、そのキャラクターはちゃんと存在していて、揺るぎ無い。
私とは赤の他人なのだ。

エヴァキャラに限らない。
今まで本を読んで感情移入したキャラというのは、たぶん私にとって限りなく
友人に近いものだったんだと思う。
原作を読んで、そのキャラに惹かれて、共感したり好きになったりして、
もっともっと知りたい、一緒に遊びたい、見ていたい、理解したい、そんな
感じの思いで、同人誌を買ったりしてきたんだろう。

だから私が書くSSはよほどの例外を除いて、全部原作の設定をカッチリ守る
サイドストーリーか、EOEを受けるアフターものだけなのも納得がいく。
アスカも、リツコも、私が産み出したキャラクターではないから、エヴァの中で
しっかりと生きていて、私が勝手に変える事はできない。
どんなに、「こういうふうに行動したら」と思っても、そのキャラはそんなふうに
行動しない、とはっきりわかってしまう場合、そんなふうに行動させる事はできない。
そうやってキャラを変えてしまうと、私の中でそのキャラで無くなってしまうからだ。

で、アスカ。
今まで一度も、自分で何かを書いてみようなんて思わなかった私に、小説を
書かせたのがこの少女だ。
本編を見ていた時は、そんなに感情移入もしていないつもりだったのだが、
EOEを観てSSを読んでいくうちに、どーにも書きたい衝動が生まれた。
正直に言えば、多くのSSでの彼女は、私の思う彼女ではなかった。
好きな友達が誤解されているような、そんな悔しさがあったのかもしれない。
キッカケは、お世話になってる掲示板のヒット記念に何か書いてみよう、
という軽い気持ちだったのだが、今読みかえしてみると、生まれて初めて
書いた小説が、アスカシンジでもなく、アフターものでもなく、
「ヒカリがアスカと出会って友達になるサイドストーリー」というのは非常に
象徴的だと思う。

WOMANは、そうだな。
原作の終わらせかたに納得が行かなかったのなら、そこだけ抜き出して書くとか、
パラレルにするとか、なんとでもやりようが在るだろうに、なんで過去から書くなんて
面倒くさいことをしてるのかと言えば、やっぱり彼女は彼女だからなのかな。
友人が意味不明な行動をして、裏切られたかのような気持ちになっても、
その裏にこういう理由があれば、納得できるのだが、みたいなそんな感じだろうか。
生身の友達と違うのは、確かめようもなにもないことだけれども。

たぶん私は、キャラクター=自分、という味方をしない。
そこに描かれているキャラクターはあくまで他人だ。
どんなに私の悩みと似ていても、どんなに過去の自分のようでも、どんなにこう
在りたいと憧れるようなキャラであっても、私ではない。
本の中の主人公と、一緒に悩もうとも思わない。

そう思うと、私がコダワッテルのは、それぞれの立場の目線でどう見えてるのか、
ってことなのかもしれない。
んでそう考えてみれば、実際私が書くものは、一人称三人称に関わらず、
固定視点のものばかり。


オリジナルのキャラも、私の場合やっぱり=自分ではない。
でも二次創作と決定的に違うのは、自分が産み出したキャラだということ。
子供を産んだ事はないから解らないけど、子供みたいだな、と思う時が在る。

自分の一部は、確実にその中に存在している。
でも決してイコールではない。
作品となって自分の手を離れたとたん、そのキャラは一人で歩き出す。
自分が存在しなければ、自分が産出そうと思わなければ、決して存在しなかったのは確か。でもぜんぜん私じゃないし、嫌いな子も好きな子もいる。みんなかわいいけどね。うーん。

なんだか、疲れたので、とりあえず、今日はこれでおしまい。

【名  前】Estacio
【タイトル】re:(1)2月分
  02/15 23:05
Mail:
URL:
【メッセージ】
フランソワ様。

どうやら、ご指摘の通りのようです。カキコもないし、メールも来ていません。
ご迷惑をおかけいたしました。

【名  前】フランソワ
【タイトル】2月分
  02/12 23:20
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
=Estalcio様
…別に根拠は無いのですけど、何となく、ここの掲示板ではないような感じがするのですわ。
って、もうどなたかから御メールか何かが来ていたら余計な御世話ですけれど。(^^;

【名  前】Estalcio
【タイトル】おじゃまします.....
  02/11 01:06
Mail: cab12890@pop01.odn.ne.jp
URL:
【メッセージ】
初めまして。
Estalcioと申します。

私は、池内さんの「エヴァンゲリオンな小説のリンク」でEVA-SSを投稿しているんですが、その感想らしきものを頂戴しました。
その方が(ハンドルは書いていなかった)こちらの掲示板に返信を書き込むよう言われたんですが....いまいち、ここでいいのか自信がありません。

どうぞ、私宛にメール書かれた方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。

【名  前】フランソワ
【タイトル】御推薦まことに有り難きハピネスですわ。
  01/01 19:16
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
「え、学校にいたっけ?…ああっ、いるじゃんっ!(^^;」だ、そうですわ。
ギャグな内容を真面目に書くというのは、お兄様も楽しかったそうで、またそのうち何かそういうのも書きたいですと申しておりましたわよ。来世で。
ということで皆様今年もミレニアムますわ。(^^)

【名  前】uma
【タイトル】「海辺の生活」を読んだり登録したり。
  12/30 00:05
Mail: uma_to_ami@sco.bekkoame.ne.jp
URL: http://www.quark-jp.co.jp/~marvel/rei/
【メッセージ】
フラン研殿の「海辺の生活」を読んだじゃ。うむ、オモロイですのう。
凝ってたり、心理がややこいことになってるのも好きだしのう。
しかしマヤ殿のお相手って・・・そいえば別のSSでそげなカップルも見た覚えが(/ー\)。
学校におったマナ殿と看護婦のマナ殿は別人でいいんじゃっけ。
ま〜なんにせよオモロイので「アヤナミストのための小説補完計画」
http://www.quark-jp.co.jp/~marvel/rei/
に登録したからね〜。んでわ。

【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】フラクタルではないが……。
  12/27 04:12
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 1980年代、及び1990年代における文壇の特徴は代表者が不在であるということらしい。これは、昨今の音楽シーンにおいても同様であると思われる。
 また、代表者が不在であることの他にも、実際の作家に共通の基礎が存在しないことも挙げられるそうだ。言い換えれば、文学や音楽といった芸術分野は、コンテクストで語ることが出来なくなっているということなのだろう。「○○に端を発し〜」というわけにはいかないのだ。
 この理由は、個人主義の台頭と情報量の増加で解説可能であるようなのだが、今回はそれに付いては特に触れない。
 変わって問題にするのは、この文学・音楽界の特徴が現在のエヴァSS界にも当てはまるのではないかということである。
 以前……といっても、私がSSを読み始めた頃なのでかれこれ二年になるのだが、その頃にはエヴァSS界でも現在と違って、ある種の共通的な基礎と言えるものがあったように思う。作品名を実際に挙げるのは記憶もあやふやなため避けるが、当時非常に有名な作品は幾つかあった。それらの作品に影響を受けてSSを書き始めた方々も多いように思う。
 しかし、目を転じるに今はどうだろうか。以前と比べるとかなり共通の土台は無くなってしまったのではないだろうか。何と言っても、本来の共通要素であった、本編さえ見ていない方が作者として出てきている事実は否定できない。
 今後のエヴァSSの行く末を眺めることは、或いは文壇やその他の古くからある芸術分野の行く末を半ば知ることになるのではないか……そうも思う今日この頃である。

【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】師走も一段落して…。
  12/25 23:17
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 最近になって、ようやく時間的余裕を取り戻してきました。Aoiです。

 しかしながら、シリアス好きと純文学コンプレックスの関連についてはさっぱりだったりします。正直に言って、お手上げ状態でして…。「純文学と言ったら、まぁ大抵シリアスだから、逆に考えたらシリアスから純文学を引っぱり出せるかなぁ」などと思うのが関の山。はう。

 ……こじつけくらいなら出来るかとも思ったのに(^^;

 取り敢えずの近況報告でした。<近況報告になってないかも…。

【名  前】フランソワ
【タイトル】ちっ。
  12/16 19:24
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
折角、無カキコ連続一ヶ月記録を目指しておりましたのに…(笑)

【名  前】めぐみ
【タイトル】あ…。
  12/16 04:03
Mail: latour@venus.interq.or.jp
URL: http://latour.hoops.ne.jp/
【メッセージ】
名前があどれしゅになっちゃった…。
てへっ♪

【名  前】latour@venus.interq.or.jp
【タイトル】はぢめまして♪
  12/16 04:02
Mail: latour@venus.interq.or.jp
URL: http://latour.hoops.ne.jp/
【メッセージ】
初カキコ♪ ちょっと宣伝…。
ホームページ作りました♪ 是非見に来てくださひ^^
名前押したら友達のぺーぢにいくのだ♪
ついでに、上の看板も押してくれると嬉しいなぁ…(笑)
http://latour.hoops.ne.jp/

もう一個♪
これは、ボクのお友達のぺーぢ♪
ボクのぺーぢとほとんど一緒なんだけどねぇ…。
これも看板押してくれると嬉しい…(笑)
http://ryoryo.hoops.ne.jp/

【名  前】一握の灰
【タイトル】共感と感化
  12/05 03:17
Mail: fwiy0146@mb.infoweb.ne.jp
URL: http://village.infoweb.ne.jp/~fwiy0146/index.htm
【メッセージ】
共感
他人の体験する感情や心的状態、或いは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること。

よく感想や批評などで「共感」や「感情移入」などという言葉が使われるが、それにもさまざまなバリエーションがあるようだ。

主人公と同様の境遇や価値観に対して共感する場合もある。それとは別に自分自身とはまったく境遇や価値観も異なる主人公に共感する場合もある。主人公に感化される、といい変えた方がいいのかもしれない。

今回感化されたのは結婚歴二回、四十八歳の王女様、その上若々しい肉体と類い希なる美貌、ついでにサイボーグで戦士で、最後に超能力者だったりする・・・・。
めちゃくちゃな設定のようだが、これが自然に読めてしまうのが、不思議だ。

星界の紋章のアメリカ版という見だしだったが、わたしとしては「飛翔せよ、閃光の虚空へ!」の方が合っているようだ。ただどちらも書かれている理論のほとんどが理解不能という点は同じだったりする。

或いはSFというものは、知識があまりない方が楽しめるのかもしれない。

【名  前】せつこ
【タイトル】「lain」ゲーム版が店頭から消えていました。・・・
  11/28 15:44
Mail: komahi3@suma.kobe-wu.ac.jp
URL: http://www.geocities.co.jp/Playtown/3926/
【メッセージ】
 やっとのことで「夢幻泡影」(今気付いたのですが、うちのコンピューター、「むげんほうえい」を一回で「夢幻泡影」と変換しました。結構偉い)、全エンディングを見ることが出来ました。
 というわけで、なぜかここで思い出を色々と。

 *ここから下はネタばれです。ご注意を*



 ちなみに最後に迎えたエンディングは、「世界征服 成功」でした。
 いや、実は実際にはこのエンディング、最後から二番目に見たものなのですが、これを見たとき、どう考えても、最後に残っているのは、「世界征服 失敗」だったのです。
 で、
 「いくらなんでも、失敗したエンディングで有終の美を飾りたくないなあ・・・」
 ということで、「成功」エンディングを見たデータを消して、「失敗」エンディングの方を記録したのでした。
 まさか、全エンディングを見たら、「パーフェクトクリア、おめでとう!」という画像が見られるとは思わなかったので、やっぱりこうして良かったです。「失敗」エンディングでその画像を見ていたら、結構いたたまれないものがあっただろうなあ。
 ちなみに気に入っているエンディングは、
 「世羅と心中」
(夕姫を殺したのは許せない世羅ですが、エンディングの絵の彼女は綺麗でした。このエンディングに限らず、このゲーム、エンディングの絵はどれも綺麗ですよね)
 「病気を治して老後を迎える」
(不治の病を治した功績を称えて。というより、この話の夕焼けの絵は綺麗です)
 「静に見守られて死亡」
(これも、夕焼けの中のエンディングですね。ともあれ、静に見守られて逝けるのなら、私は文句はありません)
 「世界征服 成功」
(成功の喜びよりも、達成の瞬間に久遠が言った「世界征服に成功したからといっても、自分は結局変わりがないんだな」というような言葉が印象的でした)
 「島の生き神様になる」
(クニクニ島、お馬鹿な名前なのに、美しい場所ですね。果たして、現地の方々にとって、「クニクニ」とはいかなる意味でしょうか)
 「核爆弾のスイッチをぽちっとな」
(「世界が滅亡するまで、酒でも飲まないか」という言葉にしびれました。本当に、何をしても変わらない人だな、久遠)
 「阿片に殺される」
(というより、阿片のキャラクターに参りました。阿片がお供してくれるのなら、何をされても構わないです。たぶん)
 「絢夏とスイスへ療養へ」
(人のデータで最初に迎えたエンディングがこれでした。その時も結構胸にくるものがあったのですが、自分のデータをもらって、再度このエンディングを迎えた時はもっときました。全エンディングの中で一番好きなエンディングです。でも私がぐっと来たのは、エンディングが、というよりも、絢夏が久遠の首を絞める下りだったりします。ところで、最後の画像の絢夏よ、マニキュアを外してから料理しないと、剥がれるぞ)
 「世羅とさやとの三人でスイスへ療養に」
(ある意味、世羅との真の幸せなエンディングはこれかもしれません。さやの存在が、世羅の精神も変えてくれたみたいで、このエンディングを迎えたときはとても嬉しかったです。という訳で、さやに感謝。君の存在を終盤になるまで知らなかった私を許しておくれ)
 「さやと北国へ」
(個人的には、お父さんの元へ返すエンディング、という者もあって良いと思うのですが、そうした展開が、エンディングにはないことを知ってちょっと残念に思いました。でもこのエンディング、これはこれでさやが幸せそうで、良かったです)
 「静と一線を超える」
(ようするに、私は静が好きなのです。でも、このエンディングを迎えた時、「・・・夕姫はどうなるの?」と思いました。ところで、この二人の場合、受けはやはり久遠?(おい))
 「赤い空の下、一人逝く」
(何度も何度も迎えたエンディング、という事で、功労賞。少し寂しいけれど、あんな綺麗な空の下で逝くのも良いかもしれません)

 さて、久遠についていくらか。
 私の想像ですが、久遠は和歌子に犯されるようにして彼女と関係を重ねなければならなかったため、自分の中の受身の部分を否定することで自我を保っていました。そうして、和歌子の死後は(生前に既に目覚めていた可能性はありますけれど)彼の中で能動的、攻撃的な面が完全に自我を支配し、それであれほどまでにサディスティックな性癖を持つように至ったのではないでしょうか。しかし、結局は受身の自分を完全に否定することはできず、夕姫や静や世羅の愛情、けいこの母性や絢夏の性癖、阿片の魔性の前にその堅牢な筈の性格が崩れてしまう(阿片は少し違うかな)。そうした、内側に隠された性格の不安定さ、弱さが魅力となっている主人公も珍しいでしょうね。
 色々と失望もさせてくれましたけれど、全エンディングを迎えた今、やっとのことで、心から彼のことを好きだと言えそうです。

 個人的に、こんなエンディングも欲しかった集

・静が、夢だった医者になり、久遠の病気を治す
・ミシェル君の料理に「うーまーいーぞー」と叫んで巨大化する久遠。無論病気もどこかへ去り、○皇と名乗って料理人の集まりを組織する
・乗れる身体じゃないのに勝手にロケットに乗りこみ、太陽に向かって突き進む久遠
・さやを家に返す。やがて成長したさやは、「私には父が二人いたの」と、友人に語っていた。・・・
・世羅に財閥をのっとられる



 *以上、ネタばれ終わり*

 しかし、皆さんが真面目な話をしている脇で、年齢指定のあるゲームについて書き込む自分って、何だかな。

【名  前】しもじ
【タイトル】タイトルは刺激的な方が良い
  11/26 15:56
Mail: HGA01077@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
○Aoi Ryuさん

#「シリアス好きな者には純文学コンプレックスがある」
#「純文学コンプレックスがある者はシリアス好きである」

命題としてはどちらでも構わないと思うが、私は前者をお薦めする。
命題は必ず肯定されなければならないものではない。結論は考察の結果与えられる
ものであるから、間違ってそうだからといって最初の命題を制限しない方が良い。
意外と、前者でも正しいのかも知れない。その時後者を選んでいたら新しい発見は
生まれないだろう。
そして何より、前者の方がタイトルが刺激的である。(重要)


> 現実に発生している問題を解体する一助にはなるのではないか、という意図も僅か
> ながらありました。そういう意味では、無駄ではないとも思えますが如何でしょうか。
さてどうだろうか。
カウンセリングの手法として、障害の根元にあるコンプレックスを対象者が気付い
ていない時に、それを教えるのは有効かもしれない。しかしこの場合、あくまでも
素人考えだが、あまり意味はないと思う。(相手がそれを読んでいない、それを望
んでいない、という理由だけでなく)

人間は誰しもコンプレックスを抱いている。そのことは別に異常ではないし病気で
もない。問題があるとしたらそのコンプレックスの克服法にある。純文学コンプレッ
クスは『シリアスというジャンルを好む』原因かもしれないが、コンプレックスを
持つ者全員が『〜の方が優れている』と主張するわけではないだろう。この辺は、
他の似たような主張をする者にも共通するが、前回の意見を繰り返すと『坊やだか
らさ』ということで、そっちを直さなければ、どうせまた別の状況で同じことを繰
り返すだろう。


> それから、興味を少なからず覚えましたのでお伺いしますが、『嗜好』と『志向』
> はそれぞれどのように定義されているのでしょうか。

ここでいう『志向』は、Aoiさんの定義に従っている。すなわち、
> 「シリアスというジャンルが、作品ジャンルの中では一番優れている」
> というようなものだろうか。
と言うような志向である。なお、前回の私の論述の後半ではそれを拡大解釈して、
ジャンルに関係なく、『「〜というジャンルの方が優れている」とか「〜という
ジャンルを好む奴はキチガイだ」と考えがちになる志向』としている。『嗜好』の
方は文字どおり、個人の趣味、好みである。同音異義語なのであえてカギ括弧付き
で対比させたのだが、かえってわかりにくくしてしまったかもしれない。

では

【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】レス(しかも、一部(^^;)だけ。
  11/25 23:39
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】

 間隔が開きすぎるのも何ですので、とりあえず書ける範囲のレスをさせていただきます。


○しもじさんへ

> >ある種の「シリアス志向」のようなものが....
> 「シリアス志向とは純文学コンプレックスに過ぎない」という分析は一理あ
> るが、それ以前に『嗜好』の問題にこういう『志向』とやらを持ち込む事に
> 問題がある。前提に問題がある議論の結論に意味はない。コンプレックスが
> 原因であろうとなかろうと、その主張にははじめから理はない。それを分析
> しても時間の無駄である。

 現実に発生している問題を解体する一助にはなるのではないか、という意図も僅か
ながらありました。そういう意味では、無駄ではないとも思えますが如何でしょうか。

 それから、興味を少なからず覚えましたのでお伺いしますが、『嗜好』と『志向』
はそれぞれどのように定義されているのでしょうか。


> ただ「シリアス好きな者には純文学コンプレックスがある」と言う命題なら
> ば興味はあるので考察を進めていただきたい。

 ええと、これはあくまで感覚的な答えに過ぎませんが、「シリアス好きな者には純
文学コンプレックスがある」というのは限定的にしか成り立たないように思います。
ただ、主従関係を入れ替えて「純文学コンプレックスがある者はシリアス好きである」
とすれば、成り立つ可能性が増すと感じました。もちろん、これは母集合をどちらに
設定するかを感覚的に判断しているだけで、全然考察にはなってませんが……。

【名  前】一握の灰
【タイトル】暇つぶし
  11/25 00:02
Mail: fwiy0146@mb.infoweb.ne.jp
URL: http://village.infoweb.ne.jp/~fwiy0146/index.htm
【メッセージ】
そもそも小説というものは表現形式が厳密に確定されておらず、あえて定義をもうけるのなら、形式や形態の無定義、非定型であることになるだろう。

したがって、小説というものは一般に、当人もしくは読み手にとって気に入らない作品がありえても、出来損ないというものはありえないことになる。(ただし日本語の基礎ということは別にする)

小説における形式や形態の優劣を論じようとするなど、これほど無意味なことはあるまい。それすら理解できない人間の批評など無意味以前に有害だ。無益無害ならまだいいが無益有害ときては、たまったものではない。

【名  前】しもじ
【タイトル】「シリアス志向」
  11/24 17:57
Mail: HGA01077@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
プレッシャーがかかると、どうしても現実逃避の方向に目が行ってしまう。
これは仕方のないことである。
うん。仕方のないことだろう。
きっとそうだ。仕方のないことなんだ。
と言うわけで、講演を来週に控えながらデータも出ず、私も論述なるものを
突然書きたくなったわけである。

○Aoi Ryuさん
>ある種の「シリアス志向」のようなものが....
「シリアス志向とは純文学コンプレックスに過ぎない」という分析は一理あ
るが、それ以前に『嗜好』の問題にこういう『志向』とやらを持ち込む事に
問題がある。前提に問題がある議論の結論に意味はない。コンプレックスが
原因であろうとなかろうと、その主張にははじめから理はない。それを分析
しても時間の無駄である。何故なら、結論は「『坊や』だからさ」という事
に決まっているからだ。

ただ「シリアス好きな者には純文学コンプレックスがある」と言う命題なら
ば興味はあるので考察を進めていただきたい。

しかし、「〜というジャンルの方が優れている」とか「〜というジャンルを
好む奴はキチガイだ」とかいう貧しい発想はいい加減なんとかならないかねぇ。
自己を測る明確な基準を持たないから他者との比較に固執し、一方で自分の
存在を過剰に意識しすぎるから、要するに精神的に『お子ちゃま』だから、
「多数派集団に属していると安心できる」、あるいは「自分の属する集団以
外を排斥する」と言った志向が生じてくるのではないかと思うんだが。

『子供(ガキ)はキライだ』って、誰のセリフだっけ?
νガンダムのクエス?カウビのスパイク?他にもいなかったかな?

○FFの存在理由
そもそもFFは面白ければいいのである。書いている本人にとって。
それがシリアスだろうとイタモノだろうと、あるいはLASだろうがLRS
だろうが、それはどうでも良い。書くことで何かが得られれば、それだけで
書いた価値がある。

ちなみに、「読者にとって面白ければいい」というのは私の考えではFFの
存在理由にはならない。イヤなら読者は読まなければいい。あるいは感想メー
ルを送らなければ良い。学校の国語の授業や仕事の資料とかだとそうはいか
ないが、ネットではその自由が与えられている。読者にとって、の考え方は
逆に言えば「面白くなければ存在価値はない」と言うことなので、そこで、
「自分にとっては」という言葉を忘れて勘違いするバカがいるから上記のよ
うな『志向』が生まれてくる。

ムチとマヌケは許せる(自分もそうだし)が、バカはキライだ。


【名  前】SOU
【タイトル】なにをとち狂ったか
  11/23 14:48
Mail:
URL:
【メッセージ】
皆月をみにいった。
まあ、ロードムービーだと世間でほざいているから
吉本多香美嬢のヌードでも拝むついでに(って、ストリップかい!)
どれだけロードムービーになり損ねたかわらってやれという感覚で
見に行ったんだが、困ったことに全体に漂う安心感と純愛ムービーな
作りに完全に自分のもくろみをはずされる。

やはり、日本の映画が衰退したのは映画会社やそのたの所の宣伝や映画というものに
対するいろいろな考えのなさが原因だろうな。
と思った。

【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】全然関係ない話で失礼(^^;
  11/22 23:07
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 自分の思うものを書くことが出来ないときに限って、創作に関する論述めいたものに手
を出したくなる。それは、悪く言えば現実逃避でもあるわけで、なるほど意味のない行為
かも知れないが、かといって、手を出さないという選択肢が私の中に存在することもあま
りない。言い換えれば、とにかく書いてしまうことは決定事項のような物で、こうやって
断る意味はほとんどないということかも知れない。

 これ以上、前置きを長くしても仕方がないので、始めるとしよう。

 さて、最近……というわけでもないのだが、ある種の「シリアス志向」のようなものが
エヴァSS界の一部で見られているようだ。このことは皆様にも受け容れていただけると思
う。念のために端的な解説をするなら、「シリアスというジャンルが、作品ジャンルの中
では一番優れている」というようなものだろうか。考えようによっては、イタモノ――こ
れは、定義の曖昧な特殊用語であるが――を強く推す人々もこの志向に捕らわれていると
思える。

 何故そうなるかについて、私の所見を解説してみよう。と言っても、それほど複雑なこ
とではない。これまた端的に述べるなら、「『シリアス志向』とは、結局のところ『純文
学コンプレックス』に過ぎない」ということになる。そしてこの仮定に従えば、イタモノ
を高く評価する理由も明白ではないかと思われる。つまり、「イタモノは(その他の作品
に比べれば)純文学的要素を多く含み、その為に(少なくとも)純文学コンプレックスを
抱える人々には高く評価されるのだ」という推論を案出できるわけだ。

 しかしながら、この推論にももちろん難点がある。前提条件となる仮定自体を問題にし
なくとも、まだ幾つか散見されるのだ。実際に数え上げてみよう。

 一に、純文学的要素とは何ぞや、ということ。
 二に、実際にイタモノと呼ばれる作品にはその要素が多く含まれているのか、というこ
と。
 三に、そもそも純文学コンプレックスという言葉の定義とは何か、ということ。

 この三点だ。三番目のポイントについては、ある程度自明かも知れないが。これらを解
決及び実証することが出来るのだろうか。感覚的には、かなり真実に近しいことを言って
いるような気はするのだが。

 少し付け加えるなら、「純文学コンプレックス」は「本物志向」と類似――決して同一
ではない――していると考えることも出来なくはないかも知れないし、また、「実際のイ
タモノにおいて、純文学的要素は存在しないのに、読者がそれが存在していると錯覚を起
こしている」可能性も考え得るだろう。

【名  前】林
【タイトル】『ランボー』原作
  11/22 17:16
Mail: hayasita@na.rim.or.jp
URL:
【メッセージ】
David Morrell『一人だけの軍隊』ハヤカワ文庫NV。原題は『FIRST BLOOD』。
現在版元品切。