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(ろぐ147)


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ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切っていた(過去形)掲示板ですわ。
大体何でも好きに書き込んで下さって構いませんわ。わたくしが気に入らない書き込みはプチ消しますけれどもね。ぷん。


【名  前】鯖@にゃふー。
【タイトル】神道夢想流は有名ですが・・・
  03/02 02:08
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
かの夢想権之介の「丸木を以って水月を突かむ」。

まぁ、これは剣道連盟の「杖道」、警察の「警杖」と同じ物ですね。
我が国の杖術と言えば殆どこれと言う最もメジャーな・・・

あれは良いですよ。(あたしはやって無いけど、あいつがやっていたもので 苦笑)

しかし・・・夢幻神道流?(始めて聞いた)

杖術で主要な流派というと・・・前述の神道夢想流(剣術・薙刀の技から発達)
、大東流の合気杖(及び同一起源の合気道の杖術)・・・それぞれ剣道・合気道
と関わりが深い両派と・・・後、無比無敵流。(鯖の習った流派。)んな所で
しょうか?

得物としては杖、乃至棍をやるのが伝統武術系では良いと言うのが個人的
感想。アジア圏の体術では棒と拳法・柔術がワンセットになったものが結構
多いですし・・・

封神演義(藤竜版ではなく、モトネタの方ね。)の最初の方で、若き紂王に
聞仲が武術を教える下りがありますが・・・「弓箭、鑓鉾、刀剣は王者の学ぶ
ものでは無い、棍術がよろしい」と言っているんですけど・・・(あれは道教・
武術的に読むとなかなか面白い 笑)これは「個別の武器使用法の様な専門的
で応用の利かないものに指導者は固まるべきではない、全般に通じる基本的
なものを学ぶべきだ」と言う思想があるのね(笑)まぁ、それは別問題と
しても「この現代に応用の仕様が無いようなものをやっても趣味・宴会芸以外の
用途は無い」訳で・・・例えば鎖鎌とか狼牙槌とかそーゆー特異なものを用いる
武術をやってもしょーがない訳ですね。(そーいや電撃ネットワークってまだ
やってるのかしらん?)

日本武道の表芸だった剣術にしたところで、今やその衰退の著しい事・・・
そりゃそうでしょ。刀を腰に差して歩くと言う風習があった時代だからこそ
それが表芸になり得たんだし。(実際、日本の剣術って半分以上『木刀術』って
言えないか?真剣の為の技術って居合位のもんでない?まぁ元々剣術ってのは
『合戦で役に立つようなものではない』からなぁ。西南戦争のゲリラ戦辺り
を除けば・・・)それに替った現代剣道はスポーツ競技であって『武術』では無いし。

(実際、剣道連盟とかが各県で寒稽古等の時に真剣と巻藁を持ち出して試し斬り
をやったりするのをしばしば見ますが・・・年配の面々は『流石』という太刀筋なんだ
けど若くなるにつれて結構な実力者の筈の人が、バットでどつく様な構え方で、真剣
で巻藁を力任せにしばき倒している訳ね 苦笑 勿論倒れるだけで斬れる筈は無い・・・
竹刀で叩く事に熟練し、昇段審査で日本剣道型をやっているからといって、『刀の
使い方を知っている訳ではない」と言う事。これは下手をすると古流も「木刀には
熟練しているが・・・」と言う人も居ると思う。こうなると剣術等っていうのは「特殊な
棒術」であって「刀を使う武術」は実質的に消滅していると言っても良い・・・つまり
『実質的価値を失っている』『時代的に需要が望めない』)

その辺、体術と棒は人間の手足の数が変わったり尻尾や羽根が生えない内は意味を喪失
する事はないでしょ(笑)「道具の特異的機能に頼らない技」ゆえ。何にでも応用も利
きますし・・・

(居合については個人的に色々あるのでパス 笑)

先制攻撃対処・・・想定状況(ロケーション、仮想敵の練度・性質)に
よりますが、これもまた。暴徒に、つーのは「暴動みたいな状態」の
ことかしらん???それともちょいと粋がった坊やと遊ぶ位とか?

数が増えた場合はむしろ「対処法」を考えたほうが良いですね。
格闘技能はセルフディフエンスの「一部」に過ぎませんから・・・

(タイミング、相手の状況の把握、時後の行動方針とか・・・)

あにき

そのデフォルトはやばいっす(汗)できれば両・・・(後頭部を殴打される)

空軍の略では?(まうー)

まーね、何か「本番禁止なかんじ」が多いなー、と思って。
・・・してないんだからこれは売春じゃない、とか「不適切な関係」ねー、
と。いけないつーんなら半合法みたいな事して「罪無き者」の振りする
の止めよーよ、てね。

戦争とか売春つーのはディスコミュニケーションぎりぎりのコミュニケーション
の場つー性格がある様な気がして・・・完全に切れて、自己破壊に至ってしまう
殺人とか強姦てのは極限のコミュニケーションの否定とするなら・・・それに
限りなく近い意味の行動に「ある種のルールを持ち込む事で」それが社会的な
意味合いを持つものになっている、と言う辺り。其処に「本来プロフェッショナリティ
を持ち得ないものにそれを見出す」事があったり・・・色々ねー(笑)

やばげな事書きすぎたんであれ、消しとこうかな(汗)
調査隊方面でネット上の現役・OBの発言をチェックしてると言う
噂もちらほら・・・マークされるのも厄介やし。

愛妻号さんが咆えている(笑)

内省的テーマに激しく執着しながらしっかり「燃え」パターンに嵌まる
辺りに物悲しさが・・・(おほほ 笑)

『おもしろうて、やがて悲しき鵜飼いかな』という辺りかしらん。

でもねぇ・・・ぶれっどさんが彼等に対して攻撃的な間は、いつまで
たってもBLEADさんも『同じ穴の狢』の侭なんだとおもうのだが・・・
(後ろめたくない人間は他人の奇行を笑うことは在ってもそう拒絶
反応を起こす事は無い・・・そこに自分の心の写し身を見るから耐えられない
んじゃないだろうか。『常識』に周波数を合せられる人間はそれにかき
乱される恐怖は感じない、が・・・何時引き込まれてもおかしくないと感じる
から耐えられないのでは?だったら・・・)

それを我慢する事だけがそこから逃れる方法ではないかしらん?
攻撃的である限り『彼らと同じ脆弱さを持ったまま』・・・
その痛みに耐え兼ねて『痛い痛い』と騒いでいるのと同じ事なんでは
なかろうか・・・

っていじめっ子やな(苦笑)>あたし

強くなってね、おとこのこなんだから(はぁと)>をい!

ねよう。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】実はガンダマーなのだよ
  03/02 00:15
Mail: CZN01522@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
 BLEAD氏が何やらガンダムについて語っている。W以降のシリー
ズになにやら恨みがあるらしい。
 Wに関してはまあ賛成だ。当初は見所もないではなかったが、中盤以
降は美形キャラにキザセリフを吐かせるためだけの脈絡もへったくれも
ない展開となった。
 Xは・・・、監督がガンダムを目一杯引きずりながら、観客置いてけ
ぼりにしてガンダムの総括やろうとしたってのが・・・。
 頭部と左腕を破壊された15年前のガンダムをいろいろパーツを付け替
えて修理して持ち出させたり、修理途中でマトモに動かないガンダムを
持ち出して、「ガンダムの姿さえあれば、効果はある」と言わせたり、
ビットを扱えるかどうかでニュータイプの判定をやったりと、ガンダム
メディアに対する皮肉としては悪くないできだった。
 が、アニメとして極めて面白くなかった。監督の独り善がりで終わっ
てしまった。
 0083はメカアクション物としては究極的なガンダムだが、メカアク
ション以外はまったく取り柄がないガンダムでもあった。

閑話休題

 まーくの落書き部屋にて「Where are my Daddy?」
というSSを読んだ。SS読んで頭にきたのは久しぶりだ。
 以前から疑問に思っていた事。主役サイドは皆善人、敵役は絵に書い
たような悪役。味方は罪を犯してもうそ臭いほどの綺麗事言ってもらっ
て救われる・・・・。
 それを絵に書いて額縁にいれて飾ったような作品だった。気に入らな
かった作品に感想出すことは滅多にないのだが、きっちり言いたくなっ
た。
 珍しいことだ。


【名  前】まっこう
【タイトル】状況は……鯖氏へ
  03/01 12:58
Mail: akagi-labo@NERV.TO
URL: http://www2k.biglobe.ne.jp/~penguin/rtop.html
【メッセージ】
 来年の1〜〜3月頃
 暴徒に巻き込まれた時の自己防御および2〜〜3人相手の先制攻撃による防御。

 ところで家の近くに「夢幻神道流」の杖術の道場があるけど有効かしら……
 いつも棒状のものは持っているし
 蹴り突きの打撃技は隠し武器として取っておこうと思って……

 てとこかしら……


【名  前】SOU
【タイトル】つまりなんだ、新聞はとってても
  03/01 08:54
Mail: sou-1701@qc4.so-net.ne.jp
URL:
【メッセージ】
よめないんであればとっていないも同じということか。
うーむ、眠い。

鯖@処女と少女と娼婦に淑女
つまり、兵士で娼婦で精神的に道程な鯖くんはいまやあぶのな道に
はしってマニアック街道まっしぐら。
ついにAFがデフォルトになった。
ということですな。
特殊な発達を遂げた砂漠谷は一路東京をめざしてるのですな!。
ふむ、しかし最近になってAFがなんの隠語かわかったわたし。
そういうことでしたか、けっしてオートマオイルのことではないのですね
アドバンスドファイターでもなかったのですね

まいいけど。
ブレードさん
ジャン濡ダルクなのはなぜかてゆうと
実は作者が実在の女の戦士をそれしかしらなから。
巴ちゃんとかはどうなるの


【名  前】BLEAD
【タイトル】新聞とってないって結構不便なのね…
  03/01 00:55
Mail: blead@fat.coara.or.jp
URL: http://i.am/blead/
【メッセージ】
 どーでも良い事なんですが…エヴァの弐拾五・六話を見るたんびにここでの議論されている
事があの話に内包されていたと感じてしまうのは何故?
 いや、引っ越しの準備(長々としているな…)していたらビデオが出てきたんでまたもや眺
めてたんですが…ぬぅ、神風怪盗ジャンヌは何故ジャンヌ・ダルクなんだろう?
 ま、そんな事には関係なく。
 「不自由をやろう」
 ってな訳でエヴァのキャラという不自由が無ければ現状では難しい俺。
 気、だけが急く。
 もうちっと楽しまないとなぁ…

発言の信憑性ゼロマ○コイチな愛夫号HIROSHIコリマン@天邪鬼さん
 とは言え、余りに目の前をうろちょろ大量にされると叫びたくもなるってもんです。
 大体にして他人に迷惑をかけない人間なぞ居ないも同然、透明人間が叫んだら不気味な事こ
の上ないし「常識」が無茶苦茶になるので傍迷惑な事この上なしですが。
 まぁ、関わり合いに成りたくないと言うのも事実でしょうが。

 しかし、総監督のTV終了時の怒りっぷりが某太ったヒロミと同じ怒り方だったら興ざめな
事この上ない。

ファーストアヤナミストさん
 別段、V迄のガンダムは富野さんの気分の変遷とでも考えればまだマシだと思いますが…
 問題なのはそれ以降。
 いや、Gは良い、あれはあれで「ガンダムではない」と言えるからっていうかガンダムじゃ
無い、顔だけガンダムな燃えアニメ。
 W、X、08小隊は根本的に作り手が勘違いした「続編物」の典型。
 駄目駄目を絵に描いて額に入れて飾ったような物。

であ


【名  前】鯖@不覚(なにが?)
【タイトル】ふむ、勉強不足である(ってそういう事に情熱を傾けるかこの男は)
  03/01 00:27
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
喩えが悪かったかな?(笑)

マニアックな方向に走ると又「別な意味で需要が出てくる」か・・・
で、NYでも本番禁止なんですか?(猛爆)いや、そっちのが
「料金割高」なんだろうな、多分。

(のーまるに対するソドミー、と言う発想と(SMの一種?)、
のーまるの『代用品』というニュアンス・・・)

普通の「抜き屋」さんにしておけば良かったかしらん。

単に「風俗の特殊な発達」を言いたかったんだけど・・・ふむ。

ねよう。


【名  前】鯖@ぱいなっぷるあーみー
【タイトル】俄かじぇど豪士(笑)
  03/01 00:13
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
「アメ公が生物資源の特許問題でブラジルともめている内に、
一気に日米間の『バイオ資源株保有数』格差をアマゾンで逆転
出来ないか?現地の人達の納得する条件を提示して(環境保護と
地場産業育成と言う兼ね合いの難しい両者を並立させるパックアップ
と言うのは難しいけどね)早期採取に着手すれば・・・」などとテレビ
を見ながらぶつぶつと(笑)例の「バイオ国家戦略」ね。

そーゆー事はお役人と金の有り余っている人達におまかせしまひょ(笑)
貧乏人がどうこう言う事でも無いから。

まっこうさん

えっと、それは又急な・・・何か在ったんですか?

素手で某社ビルの壁を破壊するまっこうさんが今になって銭湯能力の
向上(風呂上がりにこーひー牛乳)とは・・・

筋力増強とか柔軟性とかの基礎は必要無いみたいですね。ならば
技術面ですか。どういう局面に使用する前提なんざんしょ?

格闘能力(裏路地でオヤジ狩り少年をどつき回す程度から、前田日明
の後がまに入る程度まで色々あると思いますが・・・)?射撃戦?広域
暴力団の親分のタマを取るとかフランス外人部隊に入隊する準備とか・・・
(小池一夫の劇画かい!?)

ちょっち真面目に。(反省しろ>あたし)

『最も直接的な』ものの基本になるのは矢張り格闘技能になりますが・・・
個人単位であれば特に。

少々脱線しますが・・・近年の少年犯罪や米国における銃犯罪に見られる
傾向として、『自分本来の能力が低い犯罪者が武器を手にする事によって
強くなったように錯覚する』状態による暴力犯罪の発生と言うのがかなり
見られる様です。大抵そういう場合は『誰でも使える強力な武器を手に
している』だけで『本人は元のまんま』・・・しかし、それでも「安易に
武装すれば強くなる」と考える人間は多い。何の基礎も無い人間でも
『相手を傷付けることは簡単に出来る』訳ですから。しかし、それを使用
して『自己防衛』するのは『技術の無い人間には無理な話』・・・

性能や材質が発達した現在の武器はスタンガン程度のものから全自動銃器
デストラクティブ・デバイス(爆発・破壊用小火器)に至るまで『手で持つ
だけの腕力が在れば、誰にでも使用可能』になっています。(撃つだけなら)
その使用感覚は家庭用電化製品等となんら替りはありません。故に一部の
例外を除けば『至近戦なら道具そのものの使用技術を問われる事は無い』

例えば、そういうものを使用した室内戦対処をトレーニングするのには、
極論すれば『銃器そのものは必要無い』訳です。一例としては・・・水性塗料の
スプレー缶とマジックインキを渡して、明かりを落とした暗い建物の中で、
数名ずつ2チームに別れて『対戦』させる、とか。タクティカルな部分や
動き、技能そのものは『それで十分賄える』。汚れても良いツナギの様な
服とゴーグル、場所が在れば簡単にトレーニングを行うことが出来る、と。

これは飛び道具以外にも言える事ですが。こうした方法で場数を踏んだ人間
の方が、例え一度も実際の銃や刃物を手にしたことはなくても『武器を所持
しているだけの人間』より確実に『能力的に強い』。後はその『事態が
発生した時点』の彼我の得物の能力と『場慣れ』等の要素が係数として関わって
来る訳ですが、少なくとも『基礎的能力のある人間』と『無い人間』では事に
臨んだ時の前提条件が全く違って来る訳ですね。(そうした場合、あるものを
武器として使う、と言う選択が可能になる)

素手に頼るのは只の阿呆ですが・・・(徒手オンリーのスポーツ系格闘技経験者
には自己過信が在る為、無謀な行動に出る事がしばしばある様だ。ボクシング
経験者はそういう場合『実際には相手は蹴ることもあるし腕を掴まれる事も在る』
のを失念していたりするから質が悪い。そういう人は『自分の拳と言う武器を持って
居ると言う事に依存している素人』に等しい。)『武器の使用も含む、身体的格闘
技能』と『場に応じた戦術』の複合が『戦闘能力』と言っても良いでしよう、この
場合は。

まぁ、武術は欲を言えば十代前半頃から基本を作っておけば有利なんですが・・・
(特に柔術・拳法系)三十代半ばの人が始めるに適した「総合武術」なら
どうしても合気道か大東流辺りかしらん。体系は合理的だし対徒手・対武器
の体系が良く確立してますし・・・警察機関の逮捕術にも良く取り入れられて
ますし。他に総合格闘系だと(シュートボクシングとかは置いといて)、
日拳とか少林寺は在りますが・・・この場合はあまりお勧めはしませんね(汗)
まっこうさんの打撃力を生かすなら日拳と言う手もあるけど、かなりキツいから・・・

打撃オンリーは意外と使えません。苦労の割に・・・

あとサンボとか(新宿にジムが在った筈)その辺りから「慣らしていく」
のが良いのではないかと。

まうー。


【名  前】T.OKA
【タイトル】そうなの?
  02/28 23:37
Mail: t-okazak@tkb.att.ne.jp
URL: http://member.nifty.ne.jp/t-okazak/evarvwtp.htm
【メッセージ】
>「射撃予習」も「AF専門店(なんつーネタだ 汗)」もその特殊な風土に
>よって生まれた『文化』な訳だ(あはは・・・)

 射撃予習は知らんけど、後者はNYでも一杯宣伝していたような気がするけど。

それでは。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】歴史は繰り返す
  02/28 23:08
Mail: CZN01522@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
 アニメに良くある続編。○○Rだのなんだのという物だ。これらは2
匹目のドジョウの最たるものだが、釣れることはあまりない。
 当然のことだ。テーマを語るために設定やキャラがあるのなら、その
設定なりキャラなりを前提にした上で話を創るなどというのは本末転倒
だ。元祖作品のテーマのための設定やキャラを使って、元祖と違う物を
語ろうと言うのだ、元祖以上になれる可能性は低い。
 その結果、キャラに走った物語が出来あがる。
 そういう意味では時代が違うという理由付けによって、登場キャラや
世界状況を大きく変更できたガンダムは幸運な方なのだろう。

 で、歴史の話だ。伝説的名作ガンダムだが、ロボットアニメに初めて
兵器という概念を持ちこんだため、ミリタリー入っているファンには大
いに受けた。そして、ニュータイプだの人と理解し合えるだのという結
末において、そのミリタリー系ファンは富野は精神論に逃げやがったと
バッシングをはじめたそうな。それはTV版エヴァ放映終了直後の庵野
バッシングもかくやという凄さだったらしい。
 で、満を持して放たれたΖガンダム。なんかガンダムで語った事をこ
とごとく打ち消すような話。(アムロやシャアは情けない大人に成り下
がり、理解し合えるはずのニュータイプも暴虐な野心家だったり)
 Ζにおいて語られたのは、世の中分かり合おうとしてもそうそう分か
り合えるもんじゃないし分かり合えても幸福につながる保証は無い、と
いう身も蓋もないものだった。
 で、その結果ファンは「言われんでもそんな事分かっとるわ!」と激
怒。EOE罵倒もかくやというΖ叩きが行われたとさ。
 今から13年前の事。やはり人はそうそう変われない存在であるよう
だ。宇宙世紀になって100年以上経ってもなお争いを止められない訳
だな。


【名  前】まっこう
【タイトル】鯖氏に質問(といってもここの話題と関係ないですが)
  02/28 20:02
Mail: akagi-labo@NERV.TO
URL: http://www2k.biglobe.ne.jp/~penguin/rtop.html
【メッセージ】
 私の歳ぐらいから始められる方法で戦闘能力高くするにはどんな手段が有効かしら?

 とりあえず痩せて動きを良くするのは先決だが、それはうまくいっている。
 一週間で1Kgぐらいのペースで筋力と体力は落とさず体重は減ってるようだし……


【名  前】鯖@にょほほ。
【タイトル】凄いって・・・(汗)まあ自業自得ですね、皆さん(己が言うな!)
  02/28 17:03
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
まあ、他のファンダム系BBSからここへ来たら「奇人の溜まり場」
に見えるわな、それは(あはは)

烏賊にも宮台せんせーらしき発言(笑)>愛夫号さん

その意見そのものには賛成ね(笑)イメージの世界でしか食えない
シャシン屋がそういう事言っても説得力ないし(あはは)

自分の作品が商品化されることを「拒否」した結果がアレだと言う
面も在るんだから。中途半端なのね(笑)

プロにもアマチュアにもなりきれない。結局ひげ君がもっともヲタク的
な訳で、自己批判な訳だから・・・どちらかに徹することが出来れば「完成品」
が生まれると思うけど。

(HIROSHIさん、そのタイトルないす!)

しかし・・・「単なる個人的問題」ならヒゲ君の気持ちも解らないではない。
賞揚はせんが。

それはさて置き、これは「我が私的問題」として宮台先生の言葉に一つ
だけ引っかかる所がある。

『誰にも迷惑を掛けない』

その生き方は楽しいのだろうか・・・あたしは『関わるもの皆災厄を呼ぶ
有害鳥獣』ゆえそう思うだけかもしれんけど。時々「おめーらもっと人に
迷惑かけろよ、無茶苦茶にしてまえ(あはは)」と思ってしまう時がある。

「人に迷惑を掛けないのは基本」とは言うけれど・・・本当にそんなに上手く
行くか?何かやろうと思えば必ず「人に迷惑がなにがしかの形でかかる」と
思わない?「良いインディアンとは墓に入ったインディアン」?当然よ、
んなこたぁ・・・「人に迷惑を掛けない奴ってのは死人だけ」ですもの。

只・・・「なるべく迷惑を少なくするよう努力はしてね?」と言うのが筋なんでせう。

だから「イノセントな奴など存在しない」。それが業とか原罪とか言うものなんでしょうかね。
手の汚れていない人間なんてね・・・(この辺はVtinosさんの御専門やな)

「誰にも迷惑を掛けない生き方」てのは「死人の様に生きる」と言う事って言えないかな?

悪いと思うのなら「某かの形で埋め合わせをする」事ですね。

にゃふー。


【名  前】発言の信憑性ゼロマ○コイチな愛夫号HIROSHIコリマン@天邪鬼
【タイトル】包茎な惣流の不包茎な体位
  02/27 20:06
Mail: n-eno@mtd.biglobe.ne.jp
URL:
【メッセージ】
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
削除しておきます。
                             HIROSHI
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

【名  前】グレイス
【タイトル】( ̄▽ ̄)
  02/27 02:28
Mail: gureis@ne.to.ne
URL:
【メッセージ】
( ̄▽ ̄;;;ここすごいな

【名  前】鯖@自縄自縛
【タイトル】なるほどね。
  02/27 01:07
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
EVAの傑出した?特徴の一つに「アンチ・ジュヴナイル」な
姿勢が在った様な気が個人的にしている・・・良い意味でも
悪い意味でも。

どうも、そういう所にも惹かれるらしい、個人的には(苦笑)

T.OKAさんの欲求は「本来のジュヴナイルへの修正」から
始まったんでしょうか、矢張り・・・

実は、昔から個人的に「ジュヴナイル」と言う分野・感覚は個人的に
苦手だった(笑)只、そこに結構「面白い要素」も沢山あるから眼を
通す訳なんだけれど、やっぱり「ある一線で馴染まない」。

良い歳をこいてしまった今ならもう、それ程の抵抗はないけれど・・・
その物語の登場人物と年齢が近かった頃は「かなりの抵抗・違和感」
を持っていた訳ね。

ナイーブ過ぎる「純粋な主人公達」とかその時に甘ちゃんで、時に
妙に拗ねた感覚に、「ふざけるな」と思ったり。(特にそういう奴
に限って顔が良くて運動神経や学力が精神安定とアンバランスに
高かったり・・・何が不満だ、お前は!と 笑)

「そんなもんが少年期の悩みだとか言うんかい、舐めとるな・・・」

基本的に「貴種流離」を匂わせながら「選民ゆえの悩み」を延々
やられると腹が立つのを通り越して気が滅入って来る・・・

その辺 今日泊亜蘭作品は子供心に「これこれ」と言う位面白かった
し、明らかにそのリメイクな作品を引っさげて登場した笹本祐一の
初期作品は(妖精作戦シリーズは一つのエポックね 笑)そういう
部分一切無しな痛快さが良かった。

その後発達したそのジャンルは、又「なんだかなぁ」になっていく
訳だが。(夢枕獏・朝松健等の面々は居たが。菊地秀幸は読むけど
矢張りアレだわ・・・)

しかして、結局その後の自分の世代のエンターテイメントと言うのは、
その辺りから出てくると言う構造が出来た訳ですが。

SF書こうと思ったのはヴェルヌ辺りに嵌まった小学生時代の話だ
けれど、その頃思ったのが「従来のジュヴナイルを覆す様なものが
書けないか?」と言う大それた考え(笑)

近代と言う時代は「少年」と言う概念を作ったけれど・・・それが
「モラトリアム対象として発見された」のは19世紀の事だった。
それまでは「大人」と「子供=幼児」しか居なかったのだと。

「少年か大人で無いが故のコンプレックスを・・・」と言うのが元々
妥当な線のジュヴナイルとして、その後には「少年としての疑似的
アイデンティティを持ち対抗文化的に大人社会に抗う」、この辺は
その「反発そのものが通過儀礼として描かれる」と言う辺りで前者
の時代的変化とみるとして・・・さらに「少年(大抵少女か?)と言う
特権的地位を駆使して万能感を味わう」方向への変遷・・・

普通「それだと変だ」と思った場合は「揺り戻し」を掛けるのかも
しれませんが・・・(本来のジュヴナイル方向へ)逆に「少年なんて
初めから存在しなかったんだ」と言ってしまうのも一興、と言う
手もある。ファーストガンダムであれば「パイロットとして流される
侭に戦場へ取り込まれた少年の・・・」になる所を一気に「単に経験の
浅い半人前の大人」として周りが扱う、特別扱いしてくれない、否応
無しに大人として行動しなければならない・・・と言う具合に。

場のルールに歯車として従わなければならず、責任を果たさねば
ならず、その集団の行動や背景の意義を自分の中で意味付けしな
ければならない・・・いずれは「自分の目的に合致する行動を取る」
為に。それが模式的な「少年の集団としての疑似社会」ではなく
「特殊状況下の実社会において、大人に互して」。

徒弟制度の丁稚君はしばしば近代文学影響下の小説に見られる様に
「少年として悩んだり」はしないと思うから。親方や兄弟子に有無
を言わさず酒を勧められてその場に加わっていく、と。

横割社会と縦割り社会、と言うと又色々あるでしょうが・・・

初期のEVA本編がらみでミサトが何かで「シンジ達の上司」と
書かれていた事を思い出しましたな。「保護者」ではなく。

その時は「これだ・・・やられたな」と思った(笑)

結果は別方向の・・・小谷真理先生が言っておられた「ヤシマ作戦を
頂点とする男根的少年の世界から、一気に『少年神話の崩壊へ』」
になった様ですが。

しかし、結局「ジュヴナイルにするのは嫌」だったのかもね、彼は。
(その割にEOEのおためごかしは何?海女尼やん・・・)

まうー。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】リーザ・ハイン
  02/27 00:55
Mail: CZN01522@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
 またぞろ眠羊で大人虐めが流行っている。
 それほどまでに子供だけはイノセントだと信じたいのだろうか?
 重症だ。
 それともロリでショタか? やっぱり重症だ。

 ちなみに自分はロリでショタで年上好きでインセストの毛もある
全てに開かれた博愛主義者だ。


【名  前】鯖@自縄自縛
【タイトル】まうー。
  02/27 00:05
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
びでおで『VISITOR』(徳田淳 監督 伊藤和典 脚本)を観る・・・
フルCG作品つーのはゲームならともかく『お話』はねぇ・・・と
思っていたのだが(効果とかは良いけど人間をやるとやっぱりね)
それでも良いっす。久々に「正しい日本SFぅ」を見た♪

実写だとね、出来ないんですよ。邦画ではなかなか。何故か?

役者。あと最近のビデオ撮りになれた映像感覚。ベテラン勢は良い、
が・・・どうしても近年はちゃぶ台返しをしたくなる様な大根がね。

その辺、CGのキャラクターは違和感は在るがどこか「洋画の感じ」。
んで、これは「矢張り『押井組』の仕事」なテイストもたっぷりで
楽しめる。(まぁ、スペクタクル系小松えすえふと言っても可)
あと、ヤシマ作戦(笑)

ミサトふぁんは必見!後悔はさせまへん♪

のちほど。


【名  前】BLEAD
【タイトル】セルフディフェンサーさくら
  02/26 22:52
Mail: blead@fat.coara.or.jp
URL: http://i.am/blead/
【メッセージ】
 まゆ〜。
 引っ越しって結構かかるのね……思わずしみじみしてしまった。
 引っ越し屋さんに見積もりを大まかにして貰ったんだけど7万5千円かかるとのこと…単身
にしては結構する様な気が…自転車送るからか?
 清掃局に粗大ゴミ引き取って貰うのは面倒だしなぁ…うぅん、悩む。
 日通じゃ単身パックが26000円くらいだったけど…容量が心配だしなぁ……ぬぅ。

鯖さん
>これを言うと下手をすればBLEADさん辺りまで「斬る」事になる
>かもしれませんな・・・(苦笑)

 気にせず斬り刻んでやって下さい(笑)
 喧嘩納めになったりして(苦笑)

>鋳型

 「鋳型に填りきれないコンプレックス」ってのでもあるのですが。
 どっちが…っていうのは最近ドロドロして判りづらいんです……困った事に

T.OKAさん
>実は、あの活動が「このエヴァ」のヒントでした。

 ………………………………………………………………え゛?!

 なんだか驚きつつ納得して、あむ〜。


【名  前】HIROSHI@連絡2
【タイトル】時が走り出す
  02/26 18:27
Mail: n-eno@mtd.biglobe.ne.jp
URL:
【メッセージ】
以前、僕は

誤解は誤解を呼び、偏見は偏見を呼び、憎しみは憎しみを呼ぶ…

と言う文を書いたことがあります。

それこそ、まさに僕の『02/21 00:58』の書きこみですね…

僕の脳というフィルター(偏見)が通され、情報は僕の都合の良い様に歪
められています。

そして、この書きこみ自体も後で読み返してみると、僕の感じたことや意
図を大きく外れた表現も色々と見かけられます。

更に、この中で僕の中の時は止められたままです。

そういうもので新たな誤解・偏見・憎しみを呼ぶ可能性を残しておくこと
は、僕の望みではありません。

これが、今現在、僕が感じていることでございます。

野暮なものはすっぱり抹消し、それと同時に

僕の中の時も進めようと思います(笑)
 
 

そういう訳で、フランソワさん、よろしくお願いします。
度々申し訳ありませんでした(笑)
 
 

…んー、それにしても、MEGURUさんもVIA MEDIAさんも後から反応される
とは…、中々お人が悪いですね…(笑)
 
 

では(^^)/


【名  前】T.OKA
【タイトル】エヴァFF狂騒曲の3
  02/26 01:29
Mail: t-okazak@tkb.att.ne.jp
URL: http://member.nifty.ne.jp/t-okazak/evarvwtp.htm
【メッセージ】
 前回の書き込みには、誤字がちらほら(多分、今回にも)。
 「このエヴァ」収録時には、きちんと訂正して、ついでにURLも入れることに
しましょう。
 

【エヴァFFを読む理由=EOEからの補完を目指して】

 さて、エヴァFF界がLAS小説レビューを巡って大揺れしていた頃、私と言えば、
ひたすらエヴァFFを読み、感想メールを出すことだけに専念していました。

 その私の心境を表現すれば、11月前半の感想メールの冒頭に書いた以下の文章に
尽きます。

> 夏EVAを見た後、自分が補完されたくて、補完されたくて
>ネット上のEVA小説を読みあさっています。
> まだ、私の中のEVAが終わらないのです。

 ということで、当時の私は、純粋に小説としてのエヴァの小説を読むよりも、EOE
のアンチテーゼ、或いは、続編としてのエヴァFFを望んでいたのだと思います。

 そういう意味では、EOE以前に書かれた本編系のエヴァFFは、TV版エヴァ&
EOEのアンチテーゼとして十分な読み応えを提供してくれました。

 何故なら、TV版エヴァ&EOEが、お約束としての少年の成長物語、つまり、
竜退治の物語としての枠組みをほとんど放棄してしまったのに対し、それまでの
本編系のエヴァFFは、SF(ジュブナイル)を目指し、少年の成長物語の枠組みを
かなり忠実に守っていたからです。

 勿論、ここで言っている枠組みとは、いわゆる単純な勧善懲悪のストーリーのこと
ではありません。
 それは、少年にとって最初は理解し難いものとして立ちはだかった世界が、悩み、
傷つきながらも主体的に立ち向かうことによって、徐々にその謎を明らかにし、
最後には少年は多少なりともそれと折り合いをつける術を見つけていく、しかし、
同時に少年は少年としての悦びを失い、大人への一歩を踏み出す。と、言った
ただ前向きなだけでなく、どこかほろ苦い感じのあるストーリーです。

 ところが、EOE以後に書かれた作品の多くが、
1 シリアスにEOEに向き合おうとするだけの作品、
2 EOEを無かったことにするか、あっても単なる気の迷いぐらいに軽く片づけ、
 とにかくシンジとアスカがラブラブハッピーみたいな作品、
の二つに分裂してしまい、そのどちらの作品も、アンチテーゼとしても続編としても、
どうにも力不足な感じを受けることが多くなったような気がしました。
 

【EOEに絡み取られたシリアス作品】

 1の場合ですと、EOEに向き合うのは良いのですが、その残酷な面が余りにも
強調された作品や、シンジの自閉的かつ内罰的傾向ばかりを強調した作品が多く、
EOE思想にどっぷりはまった感じで、EOEのアンチテーゼやそれからの補完を
目指して読んでいた私には、ちょっと合いませんでした。

 特に、シンジがうじうじと内罰的に悩むばかりで、自ら動こうとしないのに、
アスカには凄く好かれたり、或いは、とことん憎まれたり、いずれにしてもかなり
意識されるというシンジに都合の良い作品には、かなりうんざりしました。

 内罰的に悩みまくるシンジを描き、かつ、その悩みをかなり直接的に微に入り細に
入り描写する作品としては、かくしの100話以降があるわけですが、かくしは、
そのような私小説的な描写を採用した先駆けでもあり、また、そこでのシンジが自ら
動き出そうと悩んでいて、これはかなりおもしろく読めました。

 ところが、EOE以後は、かくし的な私小説的直接的心理描写を多用して描きつつ
その対象があの階段の下で蹲るシンジという作品が多く出て来て、こういうのは、
私的には、EOEとかくしの悪いとこどりの作品に思えました。
 その意味では、かくしは、作品としての良し悪しはともかく、他の作品への影響と
いう点では、非常に大きなものがあった作品だったと思います。
 

【EOEから目を背けた激甘作品】

 2のタイプの作品については、あるシリアスな作品へ当時私が出した感想メールに
以下のようなことを書いています。

> EOE以後、自分を補完したくてネット上のSSを読みあさっています。
>その手のSSに多い設定で、何故かアスカがシンジに無条件にラブラブしたり、
>シンジが無条件に補完されていたり、二人が簡単に自由になったりして、今一、
>しっくり来ませんでした。
> 「○○○○○」については、アスカのシンジへの想いが愛憎両方ある
>アンビバレンスなものだし、シンジも全く補完されてなかったり、ミサトの
>汚れ方が微妙だったりと、ちょっと納得しています。

 今読み直すと、これってよく考えなくても、LAS革命宣言(?)に非常によく似て
います。というか、私の場合、結末において、アスカとシンジがラブラブになることを
条件としていないだけで、EOEからのプロセスを重視する点に関しては同じなのかも
知れません。

 これは、つまり、「アスカとシンジがラブラブ相思相愛でなければならない」という
エヴァFFのお約束(こういうお約束を私は、「ファンタジー」と呼んでいます)が、
TV版&EOEからすると、私にとってあまり納得行かないのです。

 このファンタジーについては、少し説明がいると思います。

 例えば、個人的に「病院補完」と呼んでいるジャンルがあります。簡単に言えば、
第24話やEOEからの続編で、病院に寝たきりのアスカをシンジが甲斐甲斐しく
見舞い、多くの場合、最後はラブラブになるというタイプのお話です。

 個人的には、これと、激甘LAS、学園エヴァ、18禁エヴァは、その基底において
女性に対する「ジェンダーとしての男」の非常に身勝手な「ファンタジー」を共有して
いると考えています。
 その「ファンタジー」は、それぞれの物語では、
 「本当なら釣り合わないところだけど看病の結果、心が通じてラブラブになる」
 「理由はないけれどとにかくアスカとシンジは相思相愛でなければならない」
 「才色兼備の美少女が特に取り柄が無いけど幼なじみなの少年のことを心から好き」
 「普通ならお相手して貰えない相手とやれた上に、相手はそれで感じてしまう」
という「お約束」の形で表現されており、「ファンタジー」であるだけに、その
「お約束」が非常に大事にされています。

 ところが、私は、ちょっとでもシリアスが入った作品、つまり、完全なギャグと
18禁以外の作品の場合は、作品の中で、作者又はシンジの側からの、こうしたお約束
に対する疑問が全く感じられないと大きな違和感を持ってしまうのです。
 例えば、病院補完ならば、そのシチュエーションが一種の「監禁&レイプ&調教」
(爆!)なんだという作者の自覚とそれに対する後ろめたさが感じ取れるどうかが
私の好き嫌いのポイントになるのです。

 つまり、そのような自覚が無い作品は、「ジェンダーとしての男」の身勝手さを追求
するだけで、世界と向き合うという覚悟=成長物語の要素が欠けており、その結果、
EOE(TV版だけとしても同じ)とも向き合わず、ただただ目を背けているだけに
思えたからです。

 勿論、こういう「ジェンダーとしての男」の身勝手さを追求している作品が繁栄する
のも、書き手が書きたいものを書き、読み手が読みたいものを選んだ結果ですから、
なんら批判されるようなことではありません。
 書き手にも読み手にも、好きなものを自由に読み書きする権利があるわけですから。
 しかし、私に限れば、そうした作品は、やはり好きになれないのです。

 その意味では、私も、また、別のファンタジー、別のお約束にはまっているのだと
思います。(これをロールタイプ的と呼ぶ人も居るかもしれません。)
 つまり、「成長無しのラブラブなお約束」に代えて、「シンジは成長しなければ
ならず、アスカが駄目なままのシンジに無条件にラブラブなんてありえない」という
ファンタジーを持っているのだと思います。

 一方、私は、こういう、EOEの続編としてのFFや、EOEそのもののアンチ
テーゼとなるシリアスなFF以外のFFは完全に駄目だというつもりはありません。

 今まで言ってきたことと矛盾するようですが、シリアスでない作品の中の、
疲れているときに読んでほっとするようなFFや、思わず笑ってしまうFFも、
また魅力的だと思っています。しかし、これらは、私にとってはあくまでデザート
のようなものに過ぎず、やはり主食はシリアスな作品なんです。
 

【当時も好きだった作品】

 それでは、この当時、つまり、11月から12月にかけてですが、私が具体的に
どんな話が好きだったのでしょうか。
 これは、当時の感想メールに添付していた私の追伸を紹介するのが最も分かり
やすいと思います。

−−−ここから−−−

P.S.
 釈迦に説法とは思いますが、エヴァ本編(TV本編又はEOE)の
設定を基本的に利用しているネット上の小説で私がお薦めするものを
あげておきます。ファンタジーものと完全無欠なラブコメは原則はず
しています。2から7は、順不同です。

1 「命の価値は」 by Takeoさん at No Fear!
http://www.click.or.jp/~takeo/menu.html
 EOEとはちょっと異なる終わり方をした世界で、あれ以降無気力
になってしまったシンジが、バイクレースに一瞬の命の煌めきを求める話。
 EOEから続いていたならばかなりの違和感がありそうな、シンジを
支える健気なアスカ様が哀しくも美しい。
 この小説のシンジとアスカ様に、EOE以降の私の補完を、マジに
かけています。連載中。

2 「Mind Close」 「風のように霧のように」by いもちんさん at King
http://www.on.rim.or.jp/~imochin/main_ss.htm
 「Mind」の方は、エヴァSS界で最高にダークだと私が思う小説。
主要登場人物の全てが一人も補完されずに完結。アスカ様も綾波も
不幸せに死んでしまいます。 ミサトさんまでも汚されてしまいます。
 でも、美しく丁寧な文章で読ませまくりです。
 補完率が下がるのを甘受してでも、読むべき作品です。
 「風」の方は、幸せなシンジとアスカ様を愛情と嫉妬の狭間で見守る
大学院生レイと、シンジ&レイに惹かれる女子高生マナのお話。
 ここでのレイには幸せになって欲しい。連載中。

3 「After 10 years」「Arc is not be」 by Whiteさん at White's Page
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~s951372/novels/Eva/
 あれから10年とさらにそのまた5年後のお話。ここでのシンちゃんは、
超かっこいいうえに、犯罪的に絶倫で、ちょっとRも入っています。
 何と言っても、二人まとめてですから・・・
 でも、話の内容はシリアスで、アスカ様が哀しくも美しく、文章はまさに
芸術です。 これを読まずしてエヴァSSは、語れないでしょう。完結。

4 「時が、走り出す」『ここから始まる僕と彼女の物語』
by Daruさん at Creators Guild
http://www.venus.dtinet.or.jp/~daru/daru/profile.html
 「時」のほうは、あれから3年間眠り続けたレイが天に召されるお話。
レイの儚さ、シンジの辛さ、アスカ様の哀しみが美しい文章にのって
流れ出します。完結。
 「ここ」は、それからさらに2年後(のはず)にもう一度、大学生に
なったアスカ様とシンジがやり直すお話。これも必見。連載中。

5 「新世紀エヴァンゲリオン A−Version」
 by うめりんさん at アスカ☆パラダイス
http://home.interlink.or.jp/~umerin/a_list.htm
 アスカ様のアスカ様によるアスカ様のためのエヴァを最初からやり
直しています。でも、レイが出てこないのでアヤナミストには辛い。
 EOEを見た後だと、シンジが剣を捧げたり、自分の力不足に壁を
殴ったりして、かなり「おっとこのこ〜」なのに感動します。
 アスカ様も大人でグー。 連載中。

6 「七ツ目玉エヴァンゲリオン」 at 石龍屋
http://www.geocities.co.jp/Arcade/2839/
 これは、エヴァであってエヴァでない、新たなエヴァの世界です。
 大人なアスカ様とボケボケシンジ、レイもカオルも最初からフル回転。
しっかりした構成と時に軽妙な文章に思わず引き込まれます。連載中。

7 「聖母子像」「レイ」「楽園の天使」 at Evangelion Fanfiction
http://user.shikoku.or.jp/ghg02576/main.htm
 論評の必要がありません。素晴らしい。
 他に、「錬金術師ゲンドウ」があります。これは、笑いと感動と涙の
大長編、大傑作。必ずや、あの少年の日を思い出します。ここで、紹介
する唯一のファンタジーものです。

8 Creators Guild、めぞんEVA、日刊アスカ
 ここの3つには、素晴らしい作品がたくさんあります。
ギルドには、上記5の他にも名品が多数、特に投稿の部屋にある
「ある神話」シリーズは絶品。「Candy House」にも注目。
めぞんは、作者お薦め&人気作家一覧を参考にするとグッドです。

−−−ここまで−−−

 ・・・。

「このエヴァ」を作る前から、似たようなことしてたんですね。私・・・。

 成長していないと言うか、何というか・・・。しかも、アスカ様・・・・。
やはり、この当時からアスカ様私情主義者だったということか。

 ま、「このエヴァ」を作った動機と、この追伸を添付しようと思った動機がほとんど
同じなのですから、似たようなことをしてしまうのは当たり前です。

 いずれにしても、この時期、私は、うじうじ内罰オンリーシンジにも、ベタベタ&
アマアマ&ゴロゴロ話にもかなり飽きており、EOEを踏まえた、きちんとした
シリアスな作品に相当飢えていたことが分かります。

明日以降へ続く


【名  前】SOU
【タイトル】ほお
  02/25 17:25
Mail: sou-1701@qc4.so-net.ne.jp
URL:
【メッセージ】
>これを言えるまでは「自作品は凍結」、ケリを付けなければ書けない・・・
そう思っていたのかもしれませんね。

つうことは、いよいよ続きが見れるのだな?。
鯖。


【名  前】鯖@喧嘩馬鹿一代(笑)
【タイトル】テロリストの誇り(をい)
  02/25 13:19
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
一部と言うより・・・(汗)

まぁ、あちこちで「言うべき事ははっきり言う」を実践された
方が居られたと言う事は、「馬鹿になった甲斐は在った」と
言うことなんでしょうか・・・(笑)

火を付けたかった訳だから。

只、やっぱり「根本的に何が気に入らなかったのか」はやっぱり
はっきりしなかった。故に、「今まで引きずっていた」
んだと思う。

結論は、うらかみさんの「中島梓論文」紹介によって、やっと
最近はっきりした訳ですね(笑)

それが、ロールタイプ論。

高嶋批判も、本田排撃もアンチ・ラディカルフェミニズムも、
全ては結局そういう事だったんだと。

「ロールタイプに嵌まって、世間に合せて楽に生きる為に恋をする
訳じゃないだろ?そんなので本当に生きていると言えるのか?」
てね(あはは)

だから「逃げたい奴は逃げれば良い、隠れたい奴は逃避すれば良い、
しかし・・・俺はそんな阿呆な事に興味は無い、誰もそんなことに囚われ
なければならない意味は無い」

これを言えるまでは「自作品は凍結」、ケリを付けなければ書けない・・・
そう思っていたのかもしれませんね。

まぁ、今は「既に没落した影」なんでしょうが。只、実は「それまでは
あちこちの作品を徘徊していた」のを停止してもこの一年は「特定作品
以外は半ば意図的に読まなかった」・・・その時点での疑念の正体に至る
まで。その「何か」を保存しておかなければならなかったんでしょうかね。

故に「時を止めていた」と言うのが正確かもしれない。

そろそろ喧嘩師の看板を下ろす時かもしれませんね・・・(笑)

まう。